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韓国総選挙、直前の世論調査でも「野党勝利」だった

登録:2016-04-16 00:00 修正:2016-04-16 07:04
金武星セヌリ党代表が総選挙翌日の14日、ソウル汝矣島の国会で開かれた中央選挙対策委員会の解団式で席に座っている。金代表はここで「選挙惨敗のすべての責任を負って今日から党代表職を退く」と明らかにした=カン・チャングァン記者//ハンギョレ新聞社

 

公表できなかった韓国ギャラップ11~12日調査
共に民主党・国民の党候補、支持率急上昇

 4・13総選挙直前の世論調査でもセヌリ党の惨敗と「共に民主党」と「国民の党」の勝利が感知されていたことが明らかになった。

 韓国ギャラップが15日に発表した11~12日の全国男女有権者千人を対象に調査した4月第2週定例調査によれば、今回の総選挙で投票する候補が属する政党を尋ねた結果、セヌリ党は35%、共に民主は26%、国民の党は11%と集計された(回答留保21%)。 共に民主党と答えた回答率は先週より5%上昇していた。 実際、中央選挙管理委員会が集計した政党別全国地方区得票率は、セヌリ党38.3%(105議席)、共に民主党37.0%(110議席)、国民の党14.9%(25議席)だった。 共に民主党の地方区勝利が総選挙直前の世論調査でも予想されていたのだ。

 比例代表投票についても、セヌリ党の下落傾向と、共に民主党と国民の党の上昇傾向が表れていた。 比例代表選出のためにどの政党に投票するかという質問には、セヌリ党30%、共に民主党20%、国民の党20%と調査された(回答留保18%)。 セヌリ党の場合、先週より実に6%も急落した水準であり、共に民主党と国民の党はそれぞれ2~3%上昇した数値だった。 実際、今回の総選挙で比例代表議員選出のための政党得票率は、セヌリ党33.5%(17議席)、共に民主党25.5%(13議席)、国民の党26.7%(13議席)と集計された。 実際の選挙ではギャラップ調査よりセヌリ党と共に民主党・国民の党の格差がさらに縮まった。

 現行法上、世論調査の公表禁止時点(4月7日)以後に実施された世論調査は公表できないよう定められており、今回のギャラップ調査は選挙が終わった後に発表された。

キム・ジフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/739921.html 韓国語原文入力:2016-04-15 22:02
訳J.S(902字)

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