登録 : 2016.03.22 22:56 修正 : 2016.03.23 07:00

散水車の映像も公開

2015年11月14日、農民のペク・ナムギ氏が放水銃に打たれソウル鍾路区庁入口の交差点で倒れている/聯合ニュース
 昨年の民衆総決起大会で警察の放水銃に打たれて重体に陥っている農民のペク・ナムギ氏(69)の家族が、国や警察庁長などに対し、2億4000万ウォン(2310万円)の支払いを求める損害賠償請求訴訟を起こした。

 22日、民主社会のための弁護士の会(民弁)とペク氏の長女、ペク・ドラジ氏(35)は、ソウル中央地裁に損害賠償訴訟訴状を提出したと明らかにした。ペク氏をはじめとする家族5人は、国とカン・シンミョン警察庁長官、ク・ウンス前ソウル地方警察庁長など警察の6人に対し、損害の連帯賠償を請求した。家族を代理する民弁は、訴訟の過程で請求金額がさらに増える可能性もあると説明した。

 同日、ソウル瑞草(ソチョ)区の民弁事務所で訴状の提出の前に開かれた記者会見で、ペク・ドラジ氏は「事件が発生してから130日が過ぎたのに、誰も責任を問ったり謝罪していない。憲法訴願請求と刑事告発に続き、損害賠償の請求まで、家族としてできることはすべてやらなければならなかった」と述べた。チョ・ヨンソン民弁事務総長は「(ペク氏について)10秒以上も放水を続けるのが国民を保護する警察の姿なのか、裁判所を通じて問いたい」と述べた。

 また、民弁はペク氏に放水銃を撃った散水車の内部のモニターで撮影された映像の一部を、同日メディアに初めて公開した。この動画は、大田(テジョン)地裁洪城(ホンソン)支部と光州(クァンジュ)地裁に証拠保全の申請を行って入手したもので、青色のベストを着たペク氏が約10秒に渡り、放水銃に打たれている姿が比較的鮮明に映し出されている。これまで警察は、モニターのサイズが小さく、視野がぼやけており、ペク氏が見えなかったとした上で「(見えるか見えないかは)価値判断の問題」と主張してきた。民弁のキム・スヨン弁護士は「映像を見る限り、誰が見ても、警察が農民のペク・ナムギ氏がいることを確認し、意図的に照準を合わせており、倒れた状態でも放水を続けたのが明らかである。また、直射放水は胸の下に行うべきという散水車の運用指針を守らなかった事実も確認された」と説明した。

ペク・スジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-03-22 16:32

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/736222.html訳H.J

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