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5日に汎国民大会 ソウル広場に市民は仮面をつけ花を手に集まる

登録:2015-12-05 00:14 修正:2015-12-05 07:13
午後3時から集会 
ソウル広場からソウル大学病院まで行進 
「光化門文化祭」は衝突を懸念し中止 
氾国民対策委員会「違憲的な車壁などの設置中断」求める
5日に開かれる汎国民大会の集会・行進の経路。ソウル広場(汎国民大会開催)→普信閣→鍾路3街→鍾路5街→ソウル大学病院後門(キャンドル文化祭開催)//ハンギョレ新聞社

 市民が再び広場に集まる。3回の集会申告と3回の禁止通告の後、裁判所の裁判を経て行われる集会だ。主催側は3万人が参加するものと予想している。

 5日、ソウル広場で開かれる「ペク・ナムギ農民の快復祈願と民主回復、民生再生のための汎国民大会」(汎国民大会)は、まず、宗教家たちが広場に集まった市民を迎えることから始まる。午後2時30分頃から仏教、キリスト教、聖公会、円仏教、道教などの宗教が立ち上げた「宗教家平和連帯」(仮称)が平和集会を祈願するアピールを発表し、平和の祈りを奉げる。光化門(クァンファムン)のファイナンスセンター前であらかじめ用意した数百輪の花を車壁や警備兵力の前に並べ、「平和の花の道」を作る。集会の参加者と警察の間の平和地帯を作るためだ。パク・サンジン仏教市民社会ネットワークチーム長は、「平和を願う市民も一輪ずつ自ら花を用意するのも良いだろう」と述べた。

 政府与党の「覆面禁止法」の推進に抗議する仮面イベントも開かれる。学生たちは、仁寺(インサ)洞の北仁寺庭に仮面をかぶって集まり、旧国家人権委員会の建物まで行進する。途中で「民主主義が止まった」という意味を込めたパフォーマンスも予定されている。アーティストたちは、午後2時から世宗文化会館前の階段で「集会・結社・表現の自由のための芸術行動、アクション仮面」イベントを開いてから、集会に参加する。

 午後3時から開かれる汎国民大会の本イベントでは、先月14日に民衆総決起大会で警察の放水銃に撃たれて重体に陥った農民、ペク・ナムギ氏(68)の家族が舞台に上がる。また、政府の公安政局作り、歴史教科書国定化、セウォル号真相究明などに関連した参加者の発言も続く。汎国民大会を終えた市民たちは、ソウル市庁東側を通って清渓川(チョンゲチョン)から普信閣(ポシンガク)まで移動した後、方向を変えて鍾路(チョンノ)2街から5街を経て、ペク氏が入院している鍾路区蓮洞のソウル大学病院まで行進する。この日の夕方には、恵化(ヘファ)駅から梨花交差点までの歩道で「ペク・ナムギの快復を祈願するキャンドル文化祭」が開かれる。これに先立ち全国農民会総連盟(全農)が同日午後、ソウル光化門広場で行うと申告した「ペク・ナムギ農民の快復を祈願する文化祭」は、警察との衝突する恐れがあるとして中止された。

 先月の民衆総決起大会を主催していた民衆総決起闘争本部と汎国民対策委員会、市民社会団体連帯会議は4日午前、ソウルプレスセンターで記者会見を開き、「国民の皆さまに申し上げる」という声明文を発表した。彼らは「先月14日、13万人が集まって労働改悪、米の輸入、歴史教科書国定化の中断など、11項目の要求を提示したが、朴槿恵(パク・クネ)政権と与党は、耳を傾けず、法案と政策を強行している」とし「違憲的な車壁の設置をはじめ、集会参加者を萎縮させ、刺激する一切の不当な行為を中断すべきだ」と主張した。また、彼らは市民に「より平和的で、より自由に、様々な方法で主権者の意志を表現してもらいたい。ペク・ナムギ氏の快復を祈ってほしい」と訴えた。警察と市民社会の間に入り、「平和集会」のための仲裁に乗り出した大韓曹渓宗和争委員会は、「今回の集会を平和なデモ文化が始まる転機にしよう」とし「主催側はいかな困難にも屈せず、非暴力平和の原則を徹底的に守って、政府はまた、平和な集会になるように積極的に協力してもらいたい」と明らかにした。

パク・テウ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-12-04 19:53

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/720465.html 訳H.J

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