大韓航空が、操縦士労組の順法闘争方針に基づき飛行を拒否した操縦士に解雇処分を下した。大韓航空は7日、運航本部資格審議委員会を開き、パク機長を解雇処分にする決定をしたと明らかにした。
会社側は「パク機長が2月21日、仁川(インチョン)発フィリピン・マニラ行きの航空便の運航で、飛行前のブリーフィングを普段より3倍以上長い60分以上行い、故意に航空機の出発を遅延させたにもかかわらず、自分の飛行勤務時間が超過したと飛行を拒否したのは運行妨害行為に当たり、航空機の安全責任を負う機長職を任せるのは難しいと判断した」と解雇処分を決定した理由を説明した。
パク機長は先月21日、仁川発マニラ行きの旅客機を操縦して現地に到着した後、休息時間後にマニラ発仁川行きの旅客機を運航する予定だった。しかしマニラ到着が予定より遅れると、「24時間以内の連続12時間勤務規定」に反するとして、戻りの航空機操縦を拒否した。パク機長は操縦すれば休息時間を含め連続12時間4分勤務することになる状況だった。
パク機長は「仁川空港でブリーフィングをする時に安全運航に向け把握しなければならないマニラ空港の航空情報が他の時より多く、物理的に時間がたくさんかかっただけで、故意に遅延運航をしようとはしていない。すぐ再審を請求する」と明らかにした。操縦士労組も会社の処分を不当労働行為と判断し、8日に執行部と代議員20人余りが出席する争議対策委員会を開き、今後の闘争方向などを議論することにした。
韓国語原文入力:2016-03-07 20:38