登録 : 2015.12.02 07:36 修正 : 2015.12.02 17:49

10月に火災発生するなど危険放置 
アシアナ・大韓航空の子会社、数10回摘発

10月1日、外国系物流業者AACTの輸入貨物ターミナル入口で5トン貨物車両に火事が起こし半焼する事故が発生し消防車が出動している=資料写真//ハンギョレ新聞社
 先月13日午後1時20分、仁川(インチョン)国際空港大韓航空貨物ターミナル。赤い色の危険物ラベルが貼られた「危険貨物」が一般貨物と一緒に車両に積まれてあった。危険貨物の中には危険物安全管理法上で4類に当たる引火性液体もあった。こうした貨物は危険物ターミナルで保管・搬出し、別車両に載せて運送しなければならないが、一般貨物ターミナルで一般貨物と一緒に扱われていた。

 仁川国際空港の危険物管理は粗雑だった。危険貨物の分類と管理が適正に行われていないばかりか、一般貨物と一緒に処理される事例が多く、一般貨物で火災が起きた場合、大型火災になりかねないと憂慮される。一般貨物から出た火が引火性物質に移った場合、一般貨物の火を消すために使う水などの消火物質が、かえって引火性物質の火を大きくさせるためだ。

 実際、10月1日に外国系物流業者AACTの輸入貨物ターミナル入口で5トン貨物車両に火災が起き半焼する事故が発生した。事故を目撃した物流業者関係者は「その日に風が貨物ターミナルの方に吹いていたら、火がターミナル内に広まり、もっと大きな事故になるところだった」と話した。

 9月6日にはアシアナ航空貨物ターミナル内部倉庫に保管中だったリチウムバッテリーが火事を起こしていた。この事故は国土交通部告示「空港移動地域統制規定」第21条により仁川空港航空情報室に申告し、航空情報室も国土部に報告しなければならないが、申告と報告のいずれもなされなかった。

仁川国際空港内の危険貨物処理状況//ハンギョレ新聞社

 仁川空港の粗雑な危険貨物管理は関連機関を通じ指摘されていたが改善されずにいる。国民安全処は5月から仁川空港の危険貨物処理と関連した監査を実施し、危険貨物が一般貨物ターミナルで不法に取り扱い・搬出された事実を数件摘発した。国民安全処が空港貨物管理監督機関の関税庁に通知した「仁川空港航空危険物安全監察結果措置事項」によると、仁川空港貨物ターミナル内で危険物安全管理法と保税貨物管理に関する告示等の法規を違反した行為が蔓延していることが明らかになった。

 アシアナ航空は今年4月、危険物である有害化学物質など3万7848キロを90回かけ、危険物ターミナルに搬入せずに一般貨物ターミナルで処理した。大韓航空の子会社、韓国空港も今年3月、危険物の毒性物質など9万3450キロを42回にかけ危険物ターミナルでない一般貨物ターミナルで取り扱った。

 また、指定数量以上の危険物を一般貨物ターミナルに保管するには、危険物安全管理法第6条第1項にともなう施設と設備を備え、消防署長の許可を受けなければならないのに、アシアナ航空はこれを違反した。適法な施設を備えないまま4月5日に引火性液体2248キロを、4月11日には引火性液体2434キロを一般貨物ターミナルで保存・処理した。

 アシアナ航空と韓国空港は「貨物ターミナルでの貨物分類は危険物と一般化物を区分・分類する作業で航空運送過程での安全な包装方法が維持されている」と釈明した。

 これに対し仁川空港税関は「危険物安全管理法や航空法など危険物関連法規定が不明確で、税関、航空会社、危険物ターミナル運営業者の危険物処理業務に混乱があった。危険物が最大限安全に処理されるよう関連部署と協議中」と明らかにした。

ユン・ヨンミ先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-12-02 01:20

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/720000.html?_fr=mt2訳Y.B

関連記事
  • 오피니언

multimedia

  • most viewed articles
    • hotissue