登録 : 2016.02.24 08:38 修正 : 2016.02.24 08:42

「共に民主党」キム・グァンジン議員 

「共に民主党」キム・グァンジン議員が23日午後、国会本会議場で鄭義和国会議長が職権上程したテロ防止法案の採決を阻止するためにフィリバスター(長時間演説)をしている=キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社

普段と違う低いトーンでゆっくり話す 
金大中元大統領の5時間19分破る 
続く「国民の党」ムン・ビョンホ議員も 
民主党時代にテロ防止法議論を主導

 23日午後7時5分、国会本会議場で「共に民主党」キム・グァンジン議員を皮切りに、テロ防止法案の採決反対に向けた長時間演説による議事妨害(フィリバスター=牛タン戦術)が始まった。2012年の国会先進化法の制定で国会法に初めて盛り込まれたフィリバスターが初めて発動された。 鄭義和(チョンウィファ)国会議長は「午前零時を過ぎても本会議の回数変更はない。1人当たり1回に限り発言できる。議題以外の発言は禁止される」と初めて実施されるフィリバスターの規定を詳しく説明した。

 国会を背景にした昨年のテレビドラマ「アセンブリー」で主人公ジン・サンピル議員(チョン・ジェヨン扮)は、首相任命同意案の上程を阻止するため、25時間以上一人で反対討論を繰り広げる。結局、会期は終了し、与党の任命同意案処理は白紙化される。

 普段は高い声で比較的早口なキム・グヮンジン議員は、体力を温存させるかのように、低いトーンのゆっくりした口調で話し続けた。トイレに行くため席を空けることはできないため、口が渇いた時は水差しの水をコップに注ぎ口を潤した。キム議員は背後の国会議長席から鄭議長が見守る状況で、「国会を36年前に逆戻りさせた鄭義和国会議長は歴史の峻厳な審判を受けるだろう」と訴えた。キム議員は最近、国会対政府質問で、テロ防止法案処理を求める黄教安(ファンギョアン)首相の無責任と無知を知らしめ、話題になった。テロに対する不安を“助長”してテロ防止法案処理を要求する黄首相自身が「国家対テロ活動指針」による国家テロ対策会議の議長かもしれなかったからだ。

1964年4月20日、金大中氏が野党議員の逮捕同意案を5時間19分間のフィリバスターで霧散させ「名演説家金大中」を生み出した。写真は1967年に財経委員として国会本会議場で質疑する金氏=金大中平和センター提供//ハンギョレ新聞社

 キム議員は46条に及ぶ国家対テロ活動指針を1時間近く読み上げて行った。自分でも気づかず話が速くなる時は、野党の議席から「ゆっくり話して」と声をかけられる場面もあった。

 キム議員は同じ席に立って5時間35分間の演説を終えた後、24日午前0時40分に本会議の壇上から下りた。1964年に金大中(キムデジュン)元大統領が残した5時間19分の記録を上回った。本会議場を守っていた同僚議員らは立ち上がって拍手をしてキム議員を激励した。キム議員に続き、民主党議員時代にテロ防止法議論を主導した「国民の党」ムン・ビョンホ議員がフィリバスターで演壇に立った。

サンダース議員は2010年12月10日、米上院議会で富裕層の減税法案に反対するため8時間の演説をした=ユーチューブからキャプチャー

 過去、国会法にフィリバスターを規定した内容はなかった。ただ発言時間制限の規定がないため、フィリバスターとして利用される余地はあった。これも「発言時間1時間」(基本45分+15分追加)規定が導入された1973年以降は不可能になった。

 1964年4月20日、議員時代の金大中元大統領は、同僚議員のキム・ジュンヨン議員の逮捕同意案の可決を防ぐため、5時間19分間演説して逮捕同意案処理を白紙化させたことがある。1969年8月29の国会法制司法委員会では、パク・ハンサン議員が3選改憲案を防ぐため、10時間15分間反対演説をした。しかし、3選改憲案は国会を通過した。米国の場合、1957年に民権法の審議過程で法案に反対したストロム・サーモンド民主党上院議員が24時間18分間の反対演説をしたのが最長記録だ。

 

 キム・グヮンジン議員のフィリバスターが行われる間、セヌリ党議員らは本会議場を退席し、国会ロトゥンダホールで「テロ防止法処理は国民の要求だ」、「国民の安全を無視する野党は覚醒せよ」、「野党の国会立法麻痺事態は国家非常事態を招く」と書かれたプラカードを持ってスローガンを叫んだ。

キム・ナムイル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-02-24 01:33

http://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/731791.html?_fr=mt2訳Y.B

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