登録 : 2016.02.24 01:06 修正 : 2016.02.24 07:36

国会議長職権上程の波紋広がる

共に民主党議員たちが23日午後、国会でチョン・ウィファ国会議長のテロ防止法案職権上程への対策を協議するために開かれた議員総会で、話し合っている=キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社
キム・グァンジン議員筆頭に 
「国家情報院を怪物にしようとする意図は何か」 
野党3党の議員が次々と

セヌリ議員ら本会議場を後に
議員総会開いて対策を協議

 野党は23日、チョン・ウィファ国会議長がテロ防止法案を職権上程したことを受け、47年ぶりに長時間演説による議事妨害戦術(フィリバスター=牛タン戦術)で対抗した。共に民主党、国民の党、正義党の議員たちが次々と職権上程の不当性を批判し、テロ防止法案の危険性を詳しく指摘した。

 最初に砲門を開いたのは、国会国防委員会で活動している「共に民主党」のキム・グァンジン議員だった。キム議員はこの日午後7時5分から、普段よりもゆっくりした口調で「愛する、また尊敬する国民の皆さん、国会議長、先輩・同僚議員たち、今日、私はテロ防止法と関連し、無制限の討論を申し込みました」と語り始めた。その瞬間、セヌリ党議員の多数が本会議場の席を立ち始めた。キム議員は、落ち着いた口調でチョン・ウィファ議長への批判を本格化した。キム議員は「国家非常事態」と見なせるというチョン議長の趣旨にたとえ、「今は民主主義の緊急事態」と述べた。キム議員は「国会議長が職権上程のために、国家非常事態と見なすのは憲政史上初めてのことだ。現在が、通常の方法では公共の安寧と立法活動が不可能な、国家非常事態と言えるような状況なのか」と指摘した。また「なんでもありの国家情報院に、国家非常事態という無理をしてまで無差別的な権限を追加することで、国家情報院を怪物にする意図は何なのか」と尋ねた。

金武星代表(前列中央)をはじめとするセヌリ党議員らが23日夕方、ソウル汝矣島国会中央ホール前の階段で、テロ防止法の処理に反対するための共に民主党の議事妨害を糾弾するスローガンを叫んでいる=共同取材写真//ハンギョレ新聞社
 「共に民主党」に所属していた時からテロ防止法の議論を主導した、国民の党のムン・ビョンホ議員と、正義党のパク・ウォンソク議員も無制限討論者として議事妨害に参加した。テロ防止法に対抗するため、分裂していた野党が久しぶりに単一隊伍を形成し、連帯する姿を見せたのだ。ウン・スミ議員や、ユ・スンヒ議員など、「共に民主党」の議員たちは、フェースブックに牛歩の順番を待っているとした上で、「意見と資料のシェアー」を呼び掛ながら、ネチズンのリアルタイムの参加を求めた。野党は無制限の討論に臨んだ議員たちを激励するために、24日夜12時から常任委員会ごとに交代で本会議場を守った。

 一方、本会議場を離脱したセヌリ党議員たちは、夜7時30分頃、議員総会を開き、対策を協議した。イ・チョルウ議員など、与党の一部議員らは当初「賛成」の趣旨で議事妨害(長時間演説)を申請したものの、議員総会で反対意見に遭い、申請を取り消した。セヌリ党の議員たちは、8時40分頃本会議場前のホールで「テロ防止法の処理に反対する野党を糾弾する」という立て札を持ってデモを行った。

 野党は当初から、この法律が国民の基本権を深刻に侵害するとして反発してきた。この日の午後、チョン・ウィファ議長は、対テロ調査とテロ危険人物に対する追跡権を国家情報院に与えず、国務総理室傘下に設けられる対テロセンターに移管するなどの“仲裁案”を提示した。しかし、セヌリ党は、実現可能性が低いとの理由で仲裁案を拒否した。

 野党も仲裁案に反発した。午後1時30分からの議員総会を開いた「共に民主党」は議事妨害戦術などの対策を模索した。イ・モクヒ政策委議長などが数回チョン・ウィファ国会議長室を訪ね、追加交渉を試みたが、意見の隔たりを埋められなかった。共に民主党の一部議員は、議事妨害の強行がむしろ悪影響を及ぼす可能性があるとして、最後まで慎重論を展開したと出席議員は伝えた。午後5時50分、議長室を再び訪問したイ・モクヒ政策委議長は、「国会が今日だけ開いているわけではないから、時間をかけて交渉してみようと提案したが、チョン・ウィファ議長は『それを先送りできるだろうか』と言った」と伝え、交渉が最終的に決裂したことを示唆した。結局、夕方7時頃、共に民主党の議員は議事妨害を進めることを決定し、本会議場に続々と入場した。

ソン・ギョンファ、イ・ギョンミ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-02-23 21:17

http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/731793.html訳H.J

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