登録 : 2016.02.16 08:53 修正 : 2016.02.16 17:14

ソウル大学保健大学院ユ・ミョンスン教授チーム 
フォーカスグループ面談研究の結果を発表

多く使われた単語を通じて把握された世代別・性別の主なストレスの原因。資料:ユ・ミョンスン・ソウル大学保健大学院教授「社会精神不健康の条件と脈絡」//ハンギョレ新聞社
 ストレスを受ける理由は世代別・性別で異なっていた。40~50代のベビーブーム世代の男性と20~30代のエコ世代の男性は、老後問題や就職・職場生活と関連した「経済的不安」が大きな理由だった。40~50代の女性は、健康と家庭の不和、そして20~30代の女性は経済的不安に加え、結婚や育児、離職、他人との比較など、より多様な理由で悩んでいた。

 ユ・ミョンスン・ソウル大学保健大学院教授は、中年(48~58歳)の男女と青年(28~38歳)の男女を4つの集団に分けたフォーカスグループ面談(Focus Group Discussion)を実施した。集団別で多く使われる単語を15個ずつを整理し、それぞれの単語がストレス状況でどう使われているかを分析する研究結果(社会精神不健康の条件と脈絡)を15日、ソウル大学社会発展研究所とサムスン医療院社会精神健康研究所が共同で開いたセミナーで発表した。

各集団別に多く使われた単語15個//ハンギョレ新聞社

 調査結果によると、中年の男性は社会、格差、国会議員、相対的、特別目的高校(エリート高校)などの単語との関係や、健康に関する単語を多く使った。それらの単語を使用する脈絡を探ると、現在の経済的水準の維持と老後の備えに対する経済的不安をストレスの主要原因と考えているのが分かった。中年女性の場合、健康、病院、病気など健康関連の単語を多く使った。自分の健康に不調があったり、家庭での不和の経験がストレスの理由だった。青年男性と女性は、不安定な現在と不確実な未来に対する悩みが多かった。仕事、責任、競争などの心理状態を表す言葉を中年より多く使った。この研究調査は中年男女19人、青年男女16人の35人を4集団に分け、1人当たり平均2時間のフォーカスグループ面接の方式で進められた。

 中年層は「急速に変わり行く社会」、「相対的剥奪感」などをストレス要因と考える反面、青年層は理想と現実との乖離からくる憤り、劣等感、冷笑をより多く感じていると調査された。研究チームは「青年層には悩みの現実を解釈して評価する基準がなく、さらに混乱することもある」と明らかにした。

 無限競争社会や原則を守らない社会、生まれながらの格差など、社会に対する不満がストレスの社会的背景と考えられる。ユ教授は発表文を通じ、「(参加者たちは)みな社会が不条理で非道徳的なため辛く感じると言った。セウォル号の惨事に言及し、公共性が消えた社会に対する怒りを吐露し、いつまでも不条理に運営される社会の法的・制度的装置を挙げた」とし、「社会が辛いものだから心も辛くなり、心が辛くなるから健康も悪くなると表現することもできるだろう」と明らかにした。

チェ・ウリ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-02-15 21:12

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/730443.html訳Y.B

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