登録 : 2015.11.13 00:05 修正 : 2015.11.13 06:18

檀園高生存生徒72人が受験 
ユミンの父さん「天国の子供たちが応援」 
光化門広場には亡くなった子供たちに代わって 
黄色いリボンと名札が付いたカバンを置いて追慕

草の根市民ネットワークと4・16連帯が大学修学能力試験日の12日午後4時16分、ソウル・光化門広場で開かれた「2015年修能日、セウォル号を記憶する行動 子供たちの通学カバン」のイベントを行っている =キム・ポンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

 「うちの子も今日の修学能力試験場(大学入試センター試験に相当)に行っていたら…」

 大学修学能力試験(修能)が行われた12日午前、セウォル号の惨事で犠牲になった生徒たちの体臭がそっくり残っている京畿道安山(アンサン)市にある檀園高“名誉3年”の教室。

 試験場に行けなかった生徒の母親は、娘が座っていた机にうつ伏せて涙をこぼしていた。 別の教室では髭がのびて憔悴した様子の父親が息子の使っていた教科書を持ちながら深いため息をついた。 子供を試験場に送る代わりに、父母たちはこの日午後、水原地裁安山支所410号法廷に設置された「セウォル号中継法廷」でイ・ジュンソク船長らに対する大法院(最高裁)宣告裁判を見守っていた。

 同じ時刻、セウォル号から劇的に脱出し救助された檀園高3年生72人は「苦痛の時間」に修能を受けていた。

 生存者75人のうちこの日修能を受験した72人は、後輩や父母・教師はもちろん、天国に行ってしまった友人の父母たちの激励と応援の中を試験場へ向かった。惨事が起きた後、4クラスに分かれて勉強してきた彼らは、試験場ごとに3~4人ずつ分かれて試験を受けた。 京畿道教育庁38地区第13試験場である安山陽地高では16人が試験を受けた。

 数人の受験生はカバンにセウォル号犠牲者を追慕する意味の黄色いリボンを付けて試験場に入った。「犠牲になった友人を忘れない」という誓いを固めているようだった。 1~2学年の後輩4人は「檀園高」、「修能成功祈願」と書かれたプラカードを持ち、午前7時から応援戦に出た。 セウォル号事故の真相究明を要求して長い断食闘争を行った“ユミンの父さん”キム・ヨンオ氏はツイッターに「私達の子供は修能を受けられないが、天国にいるうちのユミンが、天国にいる子供たちが友人たちを応援しています」と書いた。

 午後4時16分。 ソウル・光化門広場にカバンが一つ二つと置かれ始めた。亡くなった檀園高生250人は光化門の“セウォル号広場”に250個のカバンとして残った。「2015年修能日、セウォル号記憶の行動、子供たちの通学カバン」というイベントで、市民は各自が準備したカバンをクラス順に置かれた生徒たちの席に置いて、カバンには生徒の名前が書かれた檀園高の名札と黄色いリボンを付けた。 まだセウォル号の中にいる行方不明生徒4人の席には黄色い紙の船が置かれた。

 乙支(ウルチ)中3年のキム・ゴン君(15)は、自分が使っていたカバンと家にあったカバンをまとめて、イ・スヨン、イ・ヨンファ生徒の席に置いた。 キム君は「国家が兄さん姉さんの試験を受ける権利を奪ったのではないか。許せない気持ちでカバンを持ってきた」と話した。

 子供たちの席にカバンが置かれるのを見ていたパク・イェスルさんの父親パク・ジョンボム氏(49)は「子供たちがいれば試験場に乗せて行く筈だったのに…。 子供たちは天国で、試験を受けるのではなく試験監督をしているようだ」と話した。

安山/キム・キソン、パク・テウ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-12 21:18
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/717178.html 訳J.S(1596字)

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