登録 : 2015.11.12 07:45 修正 : 2015.11.21 09:26

 11月14日、労働者・農民・都市貧民など汗を流して仕事をする低所得層の人々が全国から集結する民衆総決起大会が、ソウルの光化門(クァンファムン)広場で開かれる。主催側は15万人以上の大規模群衆が参加すると予想しており、おそらく1987年の大統領選挙遊説と2008年の米国産牛肉輸入反対のキャンドル集会以来、最多の人波が押し寄せることになるだろう。なぜこれほどの人が集まるのか。そこには「このままではもう暮らしていけない」という叫びにも似た切実な事情がある。行き着く所まで来た朴槿恵(パク・クネ)・セヌリ党政権の民主破壊・民生破綻政策により、汗を流して仕事をする庶民の生活は断崖絶壁に追い詰められている。だが大統領と執権与党代表は連日、鹿を指して馬と為すかの如く、事実とまったく異なる言葉を吐き出してきた。

 財閥の超過利潤のため「より低い賃金により容易な解雇、生涯非正規雇用」を作る“労働改悪”を押し切り、それを「青年の仕事を作るための労働改革」と言い張る。無数の非正規雇用労働者が正社員化と差別撤廃を訴え、無数の青年失業者が「ヘル朝鮮」とまで修飾される社会に踏み付けられているのに、朴槿恵政権は聞こえのいい青年の仕事創出を喧伝し、まさに労働改悪を押し切ろうとしているのだ。正社員の境遇も同じようなものだ。政府・与党が推進するいわゆる「低成果者解雇」とは「思い通りの解雇」を制度化することに他ならず、解雇の脅威の日常化と変わりない。

 農民も拳を突き上げている。与党は昨年、全国的に「私たちの米はセヌリ党が必ず守ります」という赤い横断幕を掲げた。ところが政府はつい最近、掌を返すように約束を反故にして飯米用米輸入まで押し通し、コメ価格は「犬のエサ代にもならない」水準に暴落した。韓チリ、韓米、韓EU自由貿易協定(FTA)などの通商協定を矢継ぎ早に推進し、この国の民族の生存の最後の砦となる農業を不用なディスカードとして処理した結果である。そこへ韓中FTA早期批准に環太平洋経済パートナー協定(TPP)の加入まで検討するとは、農民は座して死を待てないと反発するしかなくなった。

 身一つで市場で踏ん張る露天商、不動産投機筋による最底辺の被害者となる借家人や撤去民も「私たちだって生きていかなければ」と絶叫している。貧しい人を助けられないばかりか「不法、道路整備」を口実に暴力団員を動員して追い出すのだから「あまりにひどい」という言葉を出さずにはいられない。

 「父親は軍事クーデター、娘は歴史クーデター」。朴槿恵政権は絶対多数の歴史学者と大多数の国民の反対にもかかわらず、見せかけだけの体裁を無理矢理整え、親日と独裁を美化する国定歴史教科書を強行している。歴史教科書の国定化は保守と進歩の問題ではなく、常識と非常識、定義と反定義の問題だ。

パク・ソグゥン韓国進歩連帯代表//ハンギョレ新聞社

 それだけではない。日本の安倍政権の再武装と軍事大国化を憂慮するこの地の反戦・平和勢力、セウォル号の惨事を招いた真相究明と責任者処罰、安全な社会建設を切実に願う数多くの平凡な親、国家情報院の大統領選挙介入疑惑を徹底的に糾明して情報機関の根本的改革を求める市民と青年・学生たちも「このままではだめだ」と声をあげている。

 国家の運営が事ここに至り、肝心の野党も支離滅裂なありさまなのだから、もはや民衆が直接乗り出すほかない。今週末に予定される民衆総決起は、労働者大会、農民大会、貧民大会、青年学生大会、市民大会をそれぞれ行った後、誰もが光化門広場に集結して実施される。国の在り方を憂う人々、0.1%に過ぎない財閥と既得権層を優先する政策を変えねばならないと信じる人々、99.9%の絶対多数である“乙”(強者甲に対する弱者乙)たち、息をして暮らせる国を作りたいと思う人々はすべて、光化門広場に集まって欲しい。

パク・ソグゥン韓国進歩連帯代表(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-11 18:52

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/column/716971.html?_fr=mt0訳Y.B

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