国定教科書強行の波紋
1200回目の水曜集会で「教科書国定化憂慮」
挺身隊問題対策協「親日附逆を美化
慰安婦問題を正しく扱うかも疑問」
文在寅「こんな政府が日本に謝罪を要求できるか」
「政府が今しなければならないことは、国定教科書に回帰して分裂を助長し時代に逆行することではなく、日本軍慰安婦被害者の正義回復を通して歴史を正すことです」
14日、ソウル鍾路(チョンノ)区の駐韓日本大使館前で開かれた第1200回日本軍慰安婦問題の解決を促す水曜集会で、参加者たちは韓国政府の国定教科書推進に対する憂慮とともに慰安婦問題の解決に政府が積極的に立ち向かうことを要求した。 1992年1月8日に始まりこの日で1200回目をむかえた集会には、教科書国定化推進に反対する学生と文在寅(ムン・ジェイン)新政治民主連合代表など野党議員も参加した。
集会を主催した韓国挺身隊問題対策協議会のユン・ミヒャン代表は、政府が推進中の国定教科書で“親日附逆”が美化されて慰安婦問題が正しく扱われない可能性を提起した。 ユン代表は「国定教科書が私たちの歴史を扱わないならば、それより一層強力な抵抗がある。私たちの口、私たちの文、私たちが作り出す新しい言論だ。そのような活動により解決される時まで私たちは決してあきらめない」と話した。
慰安婦被害者キム・ボクトンさん(89)は「これほど長期に亘り水曜集会をしてきたが、韓国政府は何をしたのか」と問うた。 彼女は「日本が犯したことに対してすっきり解決するのが当然なのに、(来月初めに開かれる予定の韓中日首脳会談で)安倍総理と会談する韓国大統領がどう話すかも分からない」と話した。
集会には青少年や大学生など500人余が参加した。 吉音中1年のキム・ハミン生徒は「小学校の時に歴史を習ったが、教科書に載っている被害者の話は短すぎるのではないかと思うほどだったし、時々流れるニュースでも他人事のように簡単だった」として「もっとよく知らなければと思い、本を読んだりインターネットでも熱心に検索してみた」と話した。
また、12日にソウル光化門(クァンファムン)広場の李舜臣(イ・スンシン)将軍銅像前で教科書国定化に反対するデモを行い連行された平和ナビネットワークなど学生団体の若者たちが、48時間に及ぶ調査の後に解放され、その足で来たと言ってキム・ボクトンさんとイ・ヨンスさん(87)に挨拶した。
現場を訪れた文在寅代表は「戦争犯罪を認めない安倍政権と同じように、朴槿惠政権も自虐史観を清算するとして歴史教科書で親日附逆と独裁を美化しようとしている」として「朴槿惠政権には安倍政権の歴史わい曲を批判する資格がない。このような政府がどうして日本政府に謝罪と賠償を要求できるか」と話した。 文代表は「大統領の好みに合わせて作った教科書は、たった1年の政権教科書に過ぎない。良い大統領は歴史を作り、悪い大統領は歴史の本を書き変える。 だが、大統領が好き勝手に直したところで、歴史的真実は変わらない」と付け加えた。