警察が「労働市場の構造改善のための政労使合意」に反発して、民主労総が開いたゼネスト集会で連行したクォン・ヨングク弁護士とチェ・ジョンジン民主労総首席副委員長など、民主労総幹部4人に対して逮捕状を請求した。
ソウル鍾路(チョンノ)警察署は、警察の解散命令に応じなかった疑いなど(集会およびデモに関する法律違反、公務執行妨害、一般交通妨害)で、民主社会のための弁護士会所属のクォン・ヨングク弁護士に対して逮捕状を請求したと、25日明らかにした。クォン弁護士は23日、ソウル鍾路区世宗文化会館前での集会に参加していたが、警察が歩道に向かってカプサイシン入り催涙スプレーを発射したことに抗議して、警察に連行された。クォン弁護士と共に連行され、ソウル銅雀(トンジャク)警察署で調査を受けたイ・テジン金属労組未非部長にも逮捕状が請求された。
同日、ソウル永登浦(ヨンドンポ)警察署も、ソウル汝矣島(ヨイド)の国会議事堂前で奇襲デモを行った疑い(集会およびデモに関する法律違反)で連行した民主労総のチェ・ジョンジン首席副委員長やヤン・ドンギュ政治委員長、公務員労働組合のキム・ウンファン組織室長に対して逮捕状を請求した。彼らを含む民主労総と全国教職員労働組合所属の組合員38人は、民主労総ゼネスト集会が開かれる前の23日午後3時頃、国会議事堂の前で政労使合意に抗議して「労働改悪阻止」などを叫んでプラカードを使ったデモを行う過程で、警察に連行された。
これに先立ち警察は23日、ソウル中区貞洞の京郷新聞社と光化門(クァンファムン)一帯などで行われた民主労総ソウル都心ゼネスト集会で、合わせて54人を連行した。同日、警察は光化門周辺道路に車両の壁を設置しており、集会終盤に光化門に進出した集会参加者にカプサイシンいり催涙スプレーを浴びせるなど、強硬な鎮圧で問題になった。警察は、鎮圧の家庭で、ソウル鍾路区世宗文化会館の前で取材していたハンギョレのキム・ギュナム記者が、記者であることを重ねて明らかにしたにもかかわらず、首を掴んで連行したことで、世論の激しい批判を受けた。
韓国語原文入力: 2015-09-25 19:37