登録 : 2015.09.10 00:39 修正 : 2015.09.10 14:46

 たばこ値上げ時には消費量34%減少予測
 来年のたばこ搬出量、こっそり上方修正
 4年間平均と比べ21%減った数値
 税収・健康負担金は1兆1135億ウォン増収見込み

ソウル市内のあるコンビニのたばこ陳列台 資料写真//ハンギョレ新聞社

 政府が組んだ予算案によれば、来年のたばこ消費量(搬出量)は今年より6億箱(21%)多い34億6000万箱と予測される。 政府は今年から一箱当たり2000ウォン(約200円)ずつたばこ税を引き上げて、たばこ消費量が34%減るが、税収は年間2兆8547億ウォン(国税+地方税、約2854億円)増えると予想した。しかし来年の搬出量予想値は、2010~2013年の4年間年平均たばこ搬出量43億9000万箱より21.2%の減少にとどまるというのが政府の計算だ。 たばこ税を上げたことは結局は税収拡充が目的だったと批判され始めている。

 国会保健福祉委員会所属キム・ヨンイク議員(新政治民主連合)が、企画財政部と保健福祉部から得た資料によると、税収と健康保険政府支援の根拠になるたばこ搬出量を予測して、来年は34億6000万箱が売れるだろうと推定した。これは今年の推定値である28万6000万箱より6億箱多い数値だ。たばこ税収の計算をする搬出量は、たばこ製造業者がたばこに賦課される国民健康増進負担金納付のために福祉部に申告する数量で、工場や倉庫からどのくらい出て行くかを示す。

たばこ消費量(搬出量)。資料:保険福祉部//ハンギョレ新聞社

 企画財政部当局者は「2005年にたばこ価格を500ウォン上げた時も、その年のたばこ消費が減り、翌年の2006年に再び増えた。過去の事例を参考にして、来年は今年より多く売れるだろうと計算した」として「2015年以前と比較すれば大きく減っている」と話した。 だが、2005年には500ウォン上がっただけだが、今回は2000ウォンも引き上げられ、飲食店全面禁煙や禁煙治療など政府の禁煙政策が大々的に施行されているという点で当時とは大きく事情が異なる。 来年12月からは韓国で初めてたばこの箱に喫煙警告の写真まで入る。

 現在の趨勢からすれば、来年のたばこ搬出量は政府予測値よりはるかに多くなる可能性も高い。たばこ税が上がった今年初めにはたばこ搬出量が急減したが、7月には3億4千万箱、8月には2億9千万箱が搬出された。7~8月の平均水準である月3億1500万箱が今後も搬出されるならば、来年一年間の搬出量が37億8千万箱に達することになる。

 たばこ税は搬出量が急減した今年上半期でも昨年対比1兆2100億ウォン(約1210億円)増えた。 来年のたばこ搬出量が今年より6億箱増えれば、個別消費税、付加価値税など中央政府の税収が6089億ウォン、健康増進負担金が5046億ウォン、合計1兆1135億ウォン(約1113億円)が今年より増える。 来年の国税収入は今年より2兆ウォン増加するが、たばこ税がその30%(6089億ウォン)を占める。 キム・ヨンイク議員は「政府の来年たばこ搬出量予想値は、たばこ税を上げたのは税収確保が目的だったと認めることに等しい。禁煙政策の意志がないということを見せる証拠」と話した。

世宗/キム・ソヨン記者、キム・ヤンジュン医療専門記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-09-09 21:42
http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/708172.html 訳J.S(1470字)

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