セヌリ党と新政治民主連合が28日、たばこ税を2000ウォン引き上げで合意した後、喫煙者のオンライン コミュニティ「アイラブスモーキング」には以下のような声明書が掲載された。
「新政治連合は一貫してたばこの値上げは庶民増税であり、絶対に受け入れられないと主張してきたが、結局たばこ値上げ案に合意した。庶民増税スローガンが、庶民を担保にした政治的修辞に過ぎなかったことを示したわけだ」
新政治民主連合は当初、政府がたばこ税2000ウォン引き上げ案を持ち出した時、「庶民の財布をはたいて税収不足を埋めようとする姑息な手」と強く反対した。 しかし新政治民主連合は、実際の協議過程ではたばこ税引き上げ幅ではなくたばこ税により増えた予算をどこで使うのかに集中し、その結果、個別消費税(新設)の20%を消防安全交付税(新設)に回すことに成功した。 新政治民主連合の論理と実際の行動を連結してみれば、国民すべての消防安全に責任を負うべき予算を庶民の財布をはたいて用意したわけだ。
たばこ税の所管常任委である国会安全行政委員会に所属する野党議員たちは、「庶民の生活の哀歓が混ざったたばこに、過去には豪華奢侈品に賦課した特別消費税のような個別消費税を賦課することは大きな誤り」として30日常任委出席を拒否した。しかし、すでにたばこ税引き上げ案は予算付随法案に指定され、与野党院内代表団も合意したので安全行政委の野党ぎいんたちが常任委の審査を拒否したところで、たばこ税引き上げ案は12月1日の国会本会議に自動付議される。 「バスが出てから手を振るフリ」をしているとしか見えない。
セヌリ党も卑怯さでは同じだった。安全行政委に所属するセヌリ党議員たちも、野党の不参加を理由にこの日会議を開かなかったが、実はどうせ与野党が引き上げに合意しているうえ、与党だけで常任委を開いて手を血で染める必要はないと見たわけだ。 与野党共に名分を投げ出し責任も回避しようしている。
(訳者注:韓国でメビウス3mgは現在2700ウォン。来年1月から予定通りたばこ税が2000ウォン引き上げられれば1箱4700ウォンになる。これは日本円では500円相当になり日本より高くなる)