統一部の離散家族情報統合システムに登録された離散家族は7月末基準で、現在6万6292人(生存者)になる。
彼らの具体的な状況を調べると、90歳以上が7896人(11.9%)、80〜89歳が2万8101人(42.4%)で、80歳以上の高齢者が全離散家族の半数を超える。離散家族の再会が時間との戦いだと指摘されるのも、そのためだ。
実際、多くの離散家族がわが子に再び会えることを夢見て、長い間待ち続け、結局この世を去った。1988年から現在まで、合わせて12万9698人が離散家族として登録したが、これまで半分近くの6万3406人が死亡した。生存者が7万1480人だった2013年12月末と比べても、1年7カ月で5188人が亡くなっている。統一部は、毎年3000〜4000人の離散家族が亡くなっていると推算する。
これまで離散家族の再会の成果もあった。1985年から合わせて2万2704人が南と北に別れた家族に会った。2000年以降、19回の面会再会行事を通じて1万895人の家族が直接触れ合いながら肉親の情を交わしており、7回にわたる画像での再会で、3748人が画面と音声だけで家族の生死を確認した。
しかし、離散家族の再会事業は回数と参加人数が制限されており、家族再会への希望には応えられなかった。一回の行事で、南北それぞれ100家族程度だけが参加できる。 1年に2〜3回ずつも行っても10年で2000〜3000家族程度が参加できる計算だ。全体の離散家族数に到底及ばない。離散家族の問題を解決するために、南北間の特段の合意が急がれると指摘されてきたのも、そのような背景からだ。
韓国語原文入力:2015-08-30 19:49