登録 : 2015.08.26 00:10 修正 : 2015.08.26 08:28

朴大統領と金第1書記の「和戦両面」対話方式

2+2高位級接触を通じた南北の最高指導者の間接対話は、交渉力を高めるため軍事力動員による緊張高揚を辞さない瀬戸際戦術を同時に繰り広げた末に交渉結果を導き出すことができた//ハンギョレ新聞社
 22~25日に行われた南北「2+2」高位級接触は、事実上南と北の最高指導者が各自のスタイルを遺憾なく発揮し互角に交渉した“間接対決”だったと評価されている。 二人の指導者は各自の交渉力を高めるために軍事力動員を通した緊張高揚を辞さない“瀬戸際戦術”を同時に繰り広げた末に交渉結果を出すことができた。

朴大統領と金正恩、独自のスタイルに固執
専門家「政治力より緊張高揚
緊張状況の抑制できず問題」と指摘

 緊張を高めて対話の主導権を握る方法は、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党第1書記が先に駆使していたと分析される。専門家たちは金第1書記が典型的な“和戦両面”の戦術を駆使しながらも、結果的には南側を対話に誘導したと見ている。 北側は20日、南側に二度にわたり砲撃を加えた後、一方ではキム・ヤンゴン労働党対南書記名義の書簡で関係改善のために努力する用意があると明らかにし、ほとんど同時に他方では総参謀部電話通知文を通じて北朝鮮向け拡声器撤去を要求し、軍事的行動を警告する陽動作戦を展開した。 コリア研究院のキム・チャンス院長は「当時、北朝鮮は砲を撃って対話を提案した後、南側が対応砲撃をしたがそれには対応しなかった」として、「緊張を高めておいて戦争拡大は自制し、対話に出てこいと言った」と分析した。

 金正恩第1書記はまた、この日夜に党中央軍事委員会非常拡大会議を招集し、前方地域に準戦時体制を宣言し、指揮官を急派するなど緊張を極限まで高めた。 ところが、その翌日の21日にはキム・ヤンゴン書記名義の通知文を再び送って交渉のドアを開けた。 緊張を高めながらも出口を開いて、南側を対話のテーブルに引き込もうとしたわけだ。

 結局、北側は緊張を通じて交渉の場を拡大し南側を迎える意図だったと解説されるが、南側も簡単に応じたわけではない。 砲撃事件当日、朴槿恵(パク・クネ)大統領は国家安全保障会議(NSC)常任委を緊急招集し直接主宰したのに続き、翌日の21日には第3軍司令部を訪問し「状況発生時は先措置・後報告しろ」として、強硬対応を明らかにした。 金第1書記の交渉場作りに持ち前の「原則論」で対抗したのだ。

 朴大統領の「断固たる対応」は交渉過程でもいかんなく発揮された。北側は潜水艦などの浸透戦力前線配備で緊張水位を一層高め、南側は直ちにステルス戦闘爆撃機など北側が恐れる米軍戦略資産の朝鮮半島展開を推進するとして対抗した。 北側の危機高揚戦術に対して、対北朝鮮圧迫を強化し交渉力を高めようとする措置と解釈された。 その上、朴大統領は2+2接触が三日目を迎えた24日、大統領府首席秘書官会議で「何度も繰り返される挑発と不安状況を断ち切るためには確実な謝罪と再発防止が必要だ」と強調した。 事実上、交渉マジノ線に対する指針を公開的に送ったと解説される。

 “強 対 強”に昇り詰めた南北の交渉は結局、北の遺憾表明と南の条件付き北朝鮮向け放送中断という折衷点を求めることに成功した。 緊張高揚が軍事衝突につながる場合、南北共に莫大な被害を免れがたい現実を、双方が考慮せざるをえなかったためだ。 だが、二人の指導者が妥協することなく“強 対 強”の対立局面を続け何の出口も見つけられなかったとすれば、朝鮮半島は偶発的衝突状況に陥ることもあったと指摘される。 状況管理を最優先にしなければならない国家指導者としては、危険な選択だったという批判される理由だ。キム・ヨンヒョン東国大教授は「朴大統領も金第1書記も各自の政治力より緊張を高めるばかりで緊張状況を抑制できない点が大きな問題」として「二人が南北関係を自身の基準だけで見ようとした限界が露呈した」と話した。

キム・ウェヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-08-25 21:16
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/706032.html 訳J.S(1690字)

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