登録 : 2015.08.22 10:53 修正 : 2015.08.22 15:21

21日午後、ソウル駅で軍人が北朝鮮による漣川郡砲撃のニュースを見ている=キム・ギョンホ先任記者//ハンギョレ新聞社
新兵訓練所出所式で面会時に砲撃の報せ
弟が軍入隊した姉「電話でもして欲しい」
「ボーイフレンドがいる部隊は安全なのか」
ネット掲示板で不安を語るメッセージ殺到
市民団体、南北緊張の高まりを憂慮
「南は放送中断、北は軍事行動撤回」

 南北が20日、西部戦線で砲撃を交わしたのに続き、追加の衝突可能性も生じ、市民の不安が高まっている。特に軍人の家族と知人は、5年前の延坪島(ヨンピョンド)砲撃のような事態が起きるのではないか心配している。

 21日に南北相互が武力対応を公言した中で、陸軍が将兵の外出・外泊を禁止するなど緊張が高まり、市民は事態推移を注視し、不安を訴えている。息子が軍隊に最近入隊した母親のファンさん(39)は「新兵訓練所の出所式で息子に面会した時に砲撃の報せを聞いた。息子に気をつけてと頼んだけど、心配でならない。息子に面会した後、夫はまともに寝れないでいる」と話した。

 弟が5月に入隊したシム・ヒジョンさん(24)は「非常状況だというので弟がどうしているのか心配になる。電話でもしてくれればいいのに、連絡もしてくれないし、両親が不安がっている」と打ち明けた。ボーイフレンドが6月に入隊した大学生のキム・ドウンさん(20)も「地雷が爆発して砲撃まで起き、とっても心配。インターネットのコミュニティで漣川(ヨンチョン)の部隊にボーイフレンドがいる人が『とても不安だ』という文を載せていたのも見た」と話した。ボーイフレンドが軍隊にいる女性たちのインターネットの集い「ゴム靴カフェ」等には、ボーイフレンドがいる部隊が安全なのか尋ねる文が相次いで載った。

 一部の市民は週末を控え外部活動を自制する動きを見せた。会社員のキムさん(27)は「土曜日に家族と一緒に父の墓がある坡州(パジュ)に行く計画を取り消した。母に『やっぱり北のほうに行くのは不安じゃない』と一週間先送りしようと言われた。ほかの家族は、たいしたことはないという考えだっただけど、母は漣川に近い地域に行くのは気乗りしないようだった」と話した。

 仁川(インチョン)市甕津(オンジン)郡の延坪島(ヨンピョンド)で民宿を営むソン・ヨンオクさん(64)は「昨日の砲撃の報道後、週末に予約されていた3件全部が取り消された。休暇シーズンは過ぎたけど、軍隊の面会客や休暇の客があるのに、それさえも受けつけられなくなった。住民たちは、今回も静かに過ぎ去るよう願うだけ」と語った。

 市民団体は緊張の高揚が深刻な衝突に発展することを憂慮した。「参与連帯」は声明で「南北が互いに叫ぶ“苛酷な代価”や報復は結局は誰の役にも立たない」とした。また「軍事的行動による被害は、不安を抱えて直ちに待避所に避難しなければならない坡州、江華(カンファ)、金浦(キンポ)、漣川地域の住民を含め、すべての朝鮮半島住民が被る」と述べ、南北に対話を求めた。「韓国進歩連帯」も「南側は対北拡声器放送を中断し対話を、北側は『48時間以内に拡声器を撤去しなければ軍事行動に出る』という立場を撤回しなければならない」と求めた。

 こうした状況で、国防部を詐称して軍の招集を知らせる文章を送った大学生が警察に逮捕された。警察庁は20日午後6時30分頃、「大韓民国国防部、戦争切迫時に満21~33歳の全地域の男性招集」という内容のメッセージを書きキャプチャーした写真を、カカオトークで軍隊時代の先輩や後輩の4人に送った容疑(偽計による公務執行妨害)で大学生のキム氏(23)を摘発したと明らかにした。

オ・スンフン、チェ・ウリ、ホ・スン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-08-21 20:53

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/705485.html?_fr=mt1訳Y.B

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