本文に移動

駐中北朝鮮大使 「わが軍は口先だけでは終わらない」

登録:2015-08-21 22:50 修正:2015-08-22 06:07
 北京で緊急会見「最後通牒に応じなければ、超強硬対応は避けられない」
 「拡声器放送を中断しなければ、どうするのか」の質問には答えず
チ・ジェリョン中国駐在北朝鮮大使が21日午後、中国北京の北朝鮮大使館で緊急記者会見を開いている=北京/ソン・ヨンチョル特派員//ハンギョレ新聞社

 チ・ジェリョン中国駐在北朝鮮大使が21日、南北間砲撃と関連した朝鮮半島の緊張状況について「(韓国が)最後通牒に応じなければ、超強硬対応は避けられない」と述べた。

 チ大使は同日午後、北京の北朝鮮大使館で緊急記者会見を開き、「私たちの目の前で無謀に行われる南朝鮮(韓国)傀儡軍部のならず者たちによる政治・軍事挑発は、朝鮮半島情勢を危機一髪の爆発局面に追い込んでいる」とし「敵が最後通牒に応じなければ、超強硬対応は避けられないだろう。わが軍は、口先だけでは終わらない」と述べた。彼は「対北心理戦は、私たち自ら選択し、軍隊が命をかけて守っている思想と理念体制を崩して、政権を奪おうとする悪魔のような軍事的挑発であり、露骨な侵略戦争」だとし、「既に今、朝鮮人民軍部隊は完全武装をして、いつでも作戦が可能な戦時状態に入った」と述べた。

 チ大使はまた、北朝鮮軍が非武装地帯で木箱地雷の埋設や砲射撃を先に行ったことはないと否定し、「今回の事件は徹底的に私たちに軍事挑発を仕掛けようとする敵たちの自作自演にすぎない」と述べた。

 この日の記者会見は、北京駐在の外信記者たちを対象に行われており、国際世論に北朝鮮の正当性を訴えようとする世論戦の一環と思われる。

 チ大使は、「北朝鮮が対北拡声器放送中断の最後通牒時間とした22日午後5時以降に、韓国がこれを止めなければどうするのか」という記者の質問には答えなかった。

 また、9月3日の中国の抗日反ファシスト戦争勝利70周年記念式典に誰が参加するのかに関しても「会見の性格と合わない」と明言を避けた。

 チ大使は、先月開かれた外信記者との会見で、「イランのような方式での核問題の妥結には関心がない」と明らかにした。

北京/ソン・ヨンチョル特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-08-21 20:26

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/705510.html  訳H.J

関連記事