「大統領府文書流出事件」の裁判の証人に採択されたものの出席しなかった朴槿恵(パク・クネ)大統領の実弟パク・ジマンEGグループ会長に対し、罰金200万ウォン(約22万円)が賦課された。
ソウル中央地裁刑事28部(裁判長 チェ・チャンヨン)は30日、パク・クァンチョン警正(警視正に相当)とチョ・ウンチョン元大統領府公職規律秘書官の第8回公判で「パク氏は欠席理由書は出したが、証人として出席を求めるためにパク会長に罰金200万ウォンを賦課する」と明らかにした。パク会長は25日、系列会社のEGテックの労使間軋轢など会社の事情を理由に出席が困難だとして欠席理由書を出した。
パク会長は今月9日の第7回公判にも同じ理由の理由書を出して欠席したし、5月22日の第5回公判には何の釈明もなく欠席した。 刑事裁判の証人が正当な理由なく出席しなければ、500万ウォン以下の罰金を賦課できる。 裁判所は来る7月14日にパク会長を再び呼ぶことにした。 この時にも出てこなければ罰金が追加で付加されたり拘留令状の発給も可能だ。
検察は2013年6月から昨年1月までチョン・ユンフェ氏の国政介入疑惑が書かれた動向報告書など、大統領府の内部文書17件をパク会長側に渡した容疑でパク警正とチョ元秘書官を起訴した。