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慰安婦ハルモニ・挺対協が記者会見「歴史問題の解決なしに韓日の共存もない」

登録:2015-06-23 23:25 修正:2015-06-24 07:17
 「朴大統領、ごまかさないで
 慰安婦被害解決のため力合わせるべき」
日本軍慰安婦被害者であるキル・ウォンオクお婆さんが23日午後、ソウル鍾路区駐韓日本大使館の前で記者会見を開き、日本の公式謝罪などを求めている=イ・ジョンヨン記者//ハンギョレ新聞社

 日本軍慰安婦被害ハルモニ(お婆さん)たちが「過去の歴史の重物を降ろそう」とした朴槿恵(パク・クネ)大統領の発言を批判した。彼女たちは「過去の歴史問題を解決しなかれば、共存もない」と訴え、正しい過去の歴史清算に向けて両国政府が乗り出すことを促した。

 慰安婦被害者たち、慰安婦問題の解決の運動をしてきた韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)、東アジアの平和活動を行う日韓市民宣言実践協議会は23日、ソウル鍾路(チョンノ)区中学(チュンハク)洞の駐韓日本大使館前で記者会見を開き、「慰安婦問題は、日本が責任を認めて公式謝罪や法的賠償を行い、教科書に記録するとともに再発防止を約束するなどを通じて解決しなければならない」と主張した。

 挺対協などは、「慰安婦問題などの過去の歴史清算は、政治的妥協と可視的な成果のための食い物になってはならない。日本政府が侵略戦争と植民地支配を通じて犯した犯罪行為を反省し、現在まで続いている被害を一日も早く回復できる措置を講じなければ、韓日国交正常化50周年が新しい未来を開いていく足がかりになれない」と主張した。

 記者会見に参加した慰安婦被害者キム・ボクドンさん(90)は「8月15日頃、韓日首脳会談を開くという話が聞こえてくるが、朴大統領は問題をごまかすことなく、慰安婦被害など過去の歴史が清算されるように力を合わせてもらいたい。日本政府も先祖の間違ったことに対して、言い訳せず、謝罪し、私たちの名誉も回復させてほしい」と訴えた。ユン・ミヒャン挺対協常任代表は「慰安婦被害生存者たちにとっては、今はこれまで以上に重要な時期だ。韓日首脳会談のために慰安婦問題や日本の植民地占領の犯罪をきちんと解決せず、密室外交で進めれば、別の対立をもたらすだけだ」と述べた。

キム・ギュナム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-23 19:50

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/697188.html  訳H.J

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