登録 : 2015.06.23 22:41 修正 : 2015.06.24 08:16

 韓国、先に大きな枠組みを提案
 日本、直前に受け入れ効果を最大化

朴槿恵大統領が22日夕、ソウルのウェスティン朝鮮ホテルで駐韓日本大使館主催の韓日国交正常化50周年記念レセプションに出席し祝辞を述べている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社
 韓日両国首脳が22日、互いの国交正常化50周年記念式典に出席したことは、3年以上も梗塞した韓日関係の転換点とされている。予想をはるかに超えた今回の韓日外交行事は、どのような過程で実現されたのか?

 政府当局者は23日、ハンギョレとの通話で「(両国首脳による)互いの記念式典への出席は、韓国が先に打診し、日本側は『意味のあることだが、(日本の国会内)安全保障法制審議の問題で安倍晋三首相があまりにも忙しい。(出席は)難しいかもしれない』という立場を伝えてきた。ところが、最後の最後に、日本から『出席する方向で進める』という連絡がきた」と明らかにした。この日、朝日新聞も似たような経緯を報じた。今月19日、杉山晋輔・外務審議官の訪韓と関連があるとか、イ・ビョンギ大統領秘書室長と谷内正太郎・国家安全保障局長との「秘線ライン」(秘密の実力者同士のつながり)が水面下の調整をしたという一部報道について、韓国政府は真っ向から否定する雰囲気だ。

 結局、韓国側がまず互いの記念式典に両国首脳が出席することに関連して大きな枠組みを提案し、日本側が最後まで苦心する姿を見せてから、急遽参加を決めることで、効果の最大化を狙ったものと見られる。そのおかげで、両国は軍慰安婦問題などの主要懸案で実質的に大きな進展がなかったにもかかわらず、予想よりも速いスピードで関係改善に向かって進む姿を演出できた。

 安倍首相は22日、東京の韓国大使館で開かれた記念式典に出席し、このような外交的な綱引きがあったことを匂わせる発言を残した。安倍首相は「今日は国会決算委員会があった。しかし、この場に遅れないように与野党議員たちが協力してくれた」と述べた。安倍首相は23日、太平洋戦争沖縄戦戦没者追悼式が開かれた沖縄を訪問し、「(韓日)関係改善の動きを生かして日韓首脳会談に繋ぐことで、両国関係を改善・発展させていきたい」と述べたと共同通信が報じた。

 安倍首相が、政治的な困難に直面した状態で、記念式典への出席を打開策として活用したという分析も出ている。保坂祐二・世宗大学教授は「安全保障法制をめぐる議論の過程で支持率が30%台に落ちた安倍首相が、まるで韓日外交で大きな成果をあげたかのように、国内の政治に活用する側面がある」と述べた。

安倍晋三首相が22日午後、東京都内のシェラトン・ミヤコホテルで駐日韓国大使館主催の韓日国交正常化50周年記念レセプションに参加して祝辞を述べている //ハンギョレ新聞社

キム・ウェヒョン記者、東京/キル・ユンヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-23 19:50

http://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/697187.html 訳H.J

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