登録 : 2015.06.19 21:14 修正 : 2015.06.20 08:14

 対策本部「新規患者は急速減少傾向」
 サムスンソウル病院の移送要員接触者に注目
 江東慶煕大病院透析室利用者がリスクグループ
 牙山忠武病院の警察官・看護師接触も要注意

MERS感染者新規発生者数の推移(資料:中央MERS管理対策本部、6月19日午前6時基準、単位:人)。感染者166人(治療中112人、退院者30人、死亡者24人)、隔離観察対象5930人、隔離解除5535人 //ハンギョレ新聞社

 中東呼吸器症候群(MERS)コロナウィルスに感染した患者数が急速に減っている。これまでに最も多くの患者が出てきたサムスンソウル病院で感染者が減ったことが最大要因だ。 だが、サムスンソウル病院はもちろん、MERS患者が透析治療を受けた江東慶煕大病院なども依然として感染拡大の震源地になりえるため安心はできない。

 中央MERS管理対策本部(対策本部)は19日、「サムスンソウル病院で患者の家族1人が前日に陽性反応を示し、患者数は166人に増えた」と明らかにした。新たに発生したMERS患者数は15日4人、16日8人、17日3人など急速に減少している。対策本部はこの日のブリーフィングで「現在の患者発生推移から見れば、MERSの流行は沈静傾向に転じたと判断できる」と述べた。しかし、集中管理しているサムスンソウル病院、江東慶煕大病院、牙山忠武病院などでのMERS患者追加発生を鋭意注視している」と明らかにした。

 この日までに82人のMERS患者を出したサムスンソウル病院は、追加患者発生の可能性が最も高い。 対策本部は14番目の患者と接触した人の場合、最大潜伏期である14日が既に過ぎ、新たな患者が出てくる可能性は殆どないとしても、14番目の患者と接触して感染した医療スタッフや三次感染患者が四次感染者を発生させることはありうる。137番目の患者がその事例だ。この病院の移送要員であるこの患者は、2日に症状が現れた後も10日に隔離されるまでの9日間を病院で勤務していた。

 依然としてMERS感染の危険は排除できない。先月27~29日、今月2~10日の間にサムスンソウル病院を訪れた患者・訪問者は合計4万1930人に達すると把握された。 対策本部はこの日、これらの人々に携帯メールを送り、電話をかけてMERS症状の発現有無を把握している。

 江東慶煕大病院もやはり非常事態になった。17日に陽性反応を示した165番目の患者が6~13日にこの病院の透析室で治療を受けたためだ。 9日にMERS症状が現れたこの患者と一緒に透析治療を受けた患者は109人にもなる。透析治療を受ける患者は、MERSに一層脆弱で感染した場合の死亡リスクが高いと伝えられている。

 17日に初めてMERS患者が発生した牙山忠武病院も火種が消えていない。この病院は京畿道平沢(ピョンテク)警察署の警察官である119番目の患者が5~9日に入院していた。入院当時にMERS症状があったが、隔離されずに感染の確定診断判定を受けるまで医療スタッフなどと接触した。このため、この病院の看護師(163番目の患者)が確定診断を受け、別の医療スタッフと周辺患者の追加感染の可能性も少なくない。

 サムスンソウル病院の救命救急室で感染した76番目の患者(死亡)が留まっていた建国大病院での接触者なども最大潜伏期間が27日なので、追加患者が発生する可能性がある。 このような状況は大田大清病院や、この病院で感染した患者が入院した病院など釜山地域の病院、サムスンソウル病院の外来で治療を受け感染した患者が入院した昌原SK病院も同様だ。

MERS感染者の発生で14日間、村全体が隔離統制され家の中で過ごさなければならなかった全羅北道淳昌郡の住民たちが19日、隔離解除後に会って挨拶しあっている=淳昌/ニューシス

キム・ヤンジュン医療専門記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-19 20:08
http://www.hani.co.kr/arti/society/health/696772.html 訳J.S(1553字)

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