登録 : 2015.06.18 09:10 修正 : 2015.06.18 11:04

 「ジュピター・プログラム」実施研究所は4カ所
 米陸軍参謀部長が化学生物兵器防衛フォーラムで明らかに

ジュピター・プログラムを実施する米軍部隊(計画) //ハンギョレ新聞社
 在韓米軍が、炭疽菌誤送付事故が起きた京畿道の烏山空軍基地だけでなく、全羅北道・群山(クンサン)、京畿道・平沢(ピョンテク)米軍基地でも炭疽菌の実験をしたとする疑いが提起された。炭疽菌の実験は在韓米軍の「ジュピター(JUPITR)・プログラム」(在韓米軍ポータルおよび統合脅威認識)の一環だったが、同プログラムを実施する米軍実験室が烏山、ソウル、龍山(ヨンサン)米軍基地だけでなく、群山と平沢にもあるという事実が明らかになったためだ。

 「群山米軍基地・私たち土地探し市民の会」は17日、群山米空軍基地前で記者会見を行ってこの内容を公開し、「米国は生物化学戦の対応訓練を直ちに中断し、生物作用剤の研究所を閉鎖せよ」と要求した。米国の防衛産業協会ホームページによると、ダニエル・マコーミック米陸軍化学生物兵器防衛合同管理局(JPEO-CBD)参謀部長は5月7日、防衛産業協会が主催する「化学生物兵器防衛能力フォーラム」で、在韓米軍のジュピタープログラム実施実験室がある基地として、ソウル・龍山米軍基地▽京畿道・烏山空軍基地▽京畿道・平沢キャンプ・ハンプリー▽全北・群山空軍基地の4カ所を指摘した。米陸軍化学生物兵器防衛合同管理局は米軍の化学兵器戦略の一部門であり、北朝鮮の生物化学兵器の脅威に備えるため在韓米軍を通じてジュピター・プログラムを進めている。

炭疽菌 //ハンギョレ新聞社

 これに先立つ2013年に公開された米防衛産業協会の資料では、炭疽菌とボツリヌス毒素などを含むジュピター・プログラムの実施実験室として、龍山と烏山基地、そして位置が具体的に明示されなかった米陸軍公衆保険国傘下環境実験室の3カ所を言及したことがある(ハンギョレ6月4日付)。今回の資料で在韓米軍のジュピター・プログラムが実施された基地が、それより増えた4カ所とされたことで、在韓米軍が過去2年間に韓国内の生物化学兵器戦対応プログラムを一層拡大したのではないかとする疑問も提起される。

 在韓米軍はジュピター・プログラムの一環で民間配送業者のフェデックスを通じて炭疽菌の標本を送り、5月下旬に烏山基地で実際の実験を進め、5月27日に炭疽菌標本が生きているという連絡を受けた後、これを緊急廃棄したと明らかにしている。炭疽菌は生物化学兵器として使われる代表的な菌で、100キロを大都市に低空散布すれば100万~300万人を死亡させることができる。

 この日の市民団体の問題提起に対して在韓米軍は「炭疽菌誤送付事故の調査が終るまでは答えられないのが公式な立場」という返事を繰り返した。

キム・ジフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-06-17 21:59

http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/696370.html?_fr=mt2訳Y.B

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