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徴用施設のユネスコ登録で2回目の韓日協議…韓国「歴史の全貌が分かるように」

登録:2015-06-09 22:52 修正:2015-06-10 07:54
依然として両国の見解に差
チェ・ジョンムン韓国外交部ユネスコ協力代表(左)と新美潤・日本外務省国際文化交流審議官が9日午後、ソウル・鍾路区の外交部庁舎で開かれた日本近代産業施設世界遺産登載推進関連の2回目の韓日協議に参加し握手した後、席へ向かっている=ニューシス

 朝鮮人強制徴用施設が含まれた日本近代産業施設(軍艦島など)のユネスコ世界遺産登録推進と関連した韓日の2回目の協議が9日、ソウル外交部庁舎で開かれたが、互いに見解の違いを確認しただけで合意に到ることはなかった。

 韓国側首席代表のチェ・ジョンムン外交部ユネスコ協力代表は、日本側の首席代表の新美潤・日本外務省国際文化交流審議官との協議で、日本が世界遺産登録申請時に限定した時期(1850~1910年)を越えた強制徴用の事実も遺産の歴史として反映されなければならないという韓国政府側の立場を提示した。 これに先立ち、国際記念物遺跡協議会(ICOMOS)は日本側に「各施設の歴史の全貌が分かるように」と勧告している。 しかし、日本側はこの日「徴用は別の時代のこと」という既存の立場を固守したという。

 世界遺産登録の可否は、28日からドイツのボンで開かれる第39回世界遺産委員会で決定される。

「軍艦島」と呼ばれる日本の長崎近海にある端島。ここは日帝強制占領期に朝鮮人強制労働被害があった場所だ //ハンギョレ新聞社

キム・ウェヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/695267.html 韓国語原文入力:2015-06-09 22:14
訳J.S(706字)

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