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映画『建築学概論』の韓国式家屋路地、昔の面影を取り戻す

登録:2015-05-27 00:44 修正:2015-05-27 06:47
ソウル市、楼下洞など復元支援
映画『建築学概論』に登場したソウル鍾路区楼下洞の路地 //ハンギョレ新聞社

 映画『建築学概論』に登場したソウル鍾路区楼下(ヌハ)洞の路地が、200年前の韓国式家屋路地の姿によみがえる。 路面と塀は韓国式家屋に調和する方式に変わる。

 ソウル市は「景福宮(キョンボックン)西側地区単位計画区域」内にある楼下洞路地と体府(チェブ)洞路地の2カ所(合計390メートル)を韓国式家屋路地モデル事業候補地に選定し、復元を支援すると26日明らかにした。 歴史文化の村に相応しい路地保全事例にするということだ。 2カ所は18世紀の朝鮮英祖の時に製作された『都城大地図』に出てくる昔の道路と一致する歴史的な路地だ。 仁王山など周辺の景観と相まって保全価値が高いところとしても評価されている。

 特に、楼下洞路地(楼下洞191~78番地、合計170メートル)は道路と筆界に昔の都市組織がよく残っていて、上には水城(スジョン)洞渓谷とつながる玉仁(オギン)道および弼雲(ピルゥン)大路と隣接し、仁王山を背景に韓国式家屋と自然景観が調和をなしているという評価を受ける。 体府洞路地(体府洞7~88番地、延長220メートル)は元来水路だった紫霞門(チャハムン)路7道と並行して走り、その周辺に韓国式家屋が密集している。 現在、韓国式家屋の新築が活発になされている点も高く評価された。ソウル市は来月住民の意見を反映しながら実施設計を終え、年内に工事を終える計画だ。

ウム・ソンウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/area/692996.html 韓国語原文入力:2015-05-26 22:17
訳J.S(750字)

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