日本が最近、独島(日本名:竹島)を日本領土と表記した2014年「防衛白書」の韓国語版を発刊したことが明らかになった。国防部は21日、駐韓日本大使館の駐在武官を呼び、厳重に抗議した。しかし、この日の抗議は国防部が16日、日本側から防衛白書の韓国語版を渡されてから5日後に行われたものであり、「遅れた対応」が指摘されている。
国防部関係者は同日、「日本側が2014年防衛白書の主要な内容を韓国語に翻訳し、駐韓日本大使館の駐在武官を通じて国防部に約50冊送ってきた」とし、「この韓国語版には独島を日本の領土として表記した地図が含まれているのがわかった」と述べた。これを受け、パク・チョルギュン国防部国際政策次長は同日朝、山野正志駐韓日本大使館駐在武官を招致し、厳重に抗議した上、本はすべて送り返した。
問題になった韓国語版は、昨年8月に日本語で出版された防衛白書を28ページに要約し翻訳したものである。防衛白書の発刊当時、政府は独島を日本領土と表記したことについて、日本に抗議している。日本側は2013年にも防衛白書を韓国語に翻訳して駐日韓国大使館の駐在武官に届けたことがある。国防部の関係者は「当時は独島領有権主張の内容が抜けており、問題視しなかった」と述べた。
しかし、ソウル駐在の日本武官が国防部情報本部武官協力課の担当者に防衛白書の韓国語版を届けたのは今月16日のことだった。この韓国語版は4日後の20日になってようやく国防部政策室東北亜課に渡された。国防部東北亜課の関係者は「情報本部から文書受発の手続きに従って政策室東北亜課に移送したが、週末を挟み遅れて到着し、対応も遅れた」と釈明した。
韓国語原文入力:2015.01.21 20:14