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独島を訪れた歌手イ・スンチョルの入国を日本が拒否

登録:2014-11-11 01:54 修正:2014-11-11 06:57
羽田空港で4時間ほど抑留後に解放
所属事務所「独島で統一ソングを発表したことが原因のようだ」
歌手イ・スンチョル氏

 歌手イ・スンチョル氏(48)が9日、日本の空港で入国拒否に遭い、4時間抑留された末に解放され帰国した。

 イ氏の所属事務所は10日「イ氏とイ氏の妻が日本の知人の招待で9日午前10時45分にアシアナ航空便を利用して羽田空港に到着したが、釈然としない理由で出国事務所に4時間ほど抑留され解放された」として「午後4時25分の航空便でまっすぐ帰国した」と明らかにした。

 イ氏の所属事務所は彼が日本の出入国事務所職員から「『最近マスコミに出たことのため』という答えを聞いた」として「8月に独島(ドクト)で‘統一ソング’を発表し、そのマスコミ報道があったことに関連した標的性の入国拒否に思える」と話した。

 イ氏は光復節を翌日に控えた8月14日に脱北青年合唱団と共に独島を訪問し、統一を念願する歌「その日に」を発表した。

 所属会社の関係者は「抑留時にイ氏が不当な処置を問題にするとして強硬な立場を示すと、(出入国事務所の職員が)独島関連言及には触れず、約20年前の大麻草吸引事実を主張し始めた」と伝えた。 彼は「しかし、イ氏は大麻草事件以後に日本に15回入国たが何の制裁も受けたことがなく、2000年代初期にも日本でコンサートを開くなど活動にも制約を受けなかった」と話した。

 イ氏の所属会社は「韓国内の領土に対する正当な権利をこのような形で問題にしたなら、それには屈服しない」とし「日本に再入国できなくなろうとも不当なことには積極的に対処し戦い抜く」と話した。

イ・ビョンハク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/663872.html 韓国語原文入力:2014/11/10 22:21
訳J.S(841字)

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