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民主労総 初の直選委員長にハン・サンギュン元双龍自動車支部長が当選

登録:2014-12-26 21:53 修正:2014-12-27 05:25
「労働市場構造改悪」阻止
大規模対政府闘争を予告
ハン・サンギュン民主労総初の直選委員長。資料写真//ハンギョレ新聞社

 史上初めて直選制で行われた全国民主労働組合総連盟(民主労総)8期役員選挙で“現場派”出身のハン・サンギュン前金属労組双龍(サンヨン)自動車支部長(52)が当選した。

 民主労総中央選挙管理委員会は26日午後、「今月17~23日に行った決選投票の結果、記号2番ハン・サンギュン候補組が18万2249票(51.62%)を得て、17万801票(48.38%)にとどまった記号4番チョン・ジェファン候補組を破り、8期役員選挙で当選した」と宣言した。 ハン委員長当選者と組んで立候補した公共輸送労組連盟ソウル地下鉄労組のチェ・ジョンジン氏(56)は首席副委員長、全国教職員労組のイ・ヨンジュ氏(49)は事務総長に当選し、今後3年間民主労総を率いることになった。 決選投票には選挙人66万7752人のうち37万3742人が投票し、1次投票時(62.7%)より低い55.97%を記録した。

 地域別に見ると、ハン候補組がソウル・京畿道など10地域で優勢だった反面、チョン候補組は慶尚南道、光州(クァンジュ)、釜山(プサン)など6地域で優勢を示したと選管委は説明した。 チョン・ジェファン候補は『ハンギョレ』との通話で「選挙結果に潔く従う。初の直選制に組合員が関心を持って参加して、民主労総が新たに活気を取り戻す契機になった」と話した。

 当選者側は当選確定後に“組合員の皆さんに差し上げる文”で“労使政の野合を通した整理解雇要件の緩和と賃金体系改編など「労働市場構造改悪」を前面に掲げた政府の賃金・雇用破壊企図と欺瞞的な非正規職総合対策が労働者を狙っている。 民主労総は部門別闘争が全国的な響きの中で進行されるよう拡散し、これを「朴槿恵に対抗する労働者の暮らしを守る全面ストライキ」に結集させなければならない”として、大規模対政府闘争を予告した。

チョン・チョンフィ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/670897.html 韓国語原文入力:2014/12/26 15:47
訳J.S(988字)

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