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“サイバー亡命”先のテレグラムが韓国語版公開、秘密対話を強化

登録:2014-10-23 21:27 修正:2014-10-24 05:06
対話自動削除・画面キャプチャーお知らせ機能など備え
電話番号の代わりにアカウントで対話相手を探せる
テレグラム韓国語版の秘密対話画面//ハンギョレ新聞社

 カカオトーク、ネイバーバンドなど韓国内のメッセンジャーサービスに対する盗聴不安のために‘サイバー亡命地’に浮上したロシア産メッセンジャー テレグラムが22日、セキュリティーを強化した韓国語版をリリースした。

 テレグラム韓国語版は今月7日にアンドロイド用サービスが始まったが、この日、秘密対話機能を備えた韓国語版がアンドロイド用とアイフォン用(iOS)同時に公開された。

 これに伴い、一部製品を除くほとんど全てのスマートフォンユーザーがセキュリティーが強化されたテレグラムを、メニューと説明が韓国語に翻訳された状態で使用できることになった。

 テレグラム側は、メッセンジャーサービス盗聴論議に火が点いた後、約一週間で韓国だけで100万件以上のダウンロードを記録するほどの爆発的人気を呼び、今月初めには韓国語のできる開発者を募集する公告を出した。

 特に、秘密対話機能の強化が目につく。 まず対話自動削除時間を変えられる。 秘密対話の相手が自分との対話画面をキャプチャー(スクリーンショット)すれば、「○○様がスクリーンショットをとりました!」というメッセージで教える機能も追加された。 インターネットに飛び交うメッセンジャー対話内容の相当数が、画面をキャプチャーして転送された画像ファイルである点から、‘スクリーンショットお知らせ機能’は希望しない対話内容の流出を防ぐ強力なキーの役割を果すものと見られる。

 またテレグラムを利用する時、相手方の携帯電話番号が分からなくても相手方のアカウント(ID)を検索して対話できる機能が追加された。 アップデート前は、対話相手の携帯電話番号を知らなければできなかった。

 ただし、秘密維持のためにログイン時間を隠す機能が欲しいなどの要求は、依然として反映されていない。 一部のページで姓と名の順序が洋式に表示されるなど、細かい問題点も残っていた。

チョ・スンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/661079.html 韓国語原文入力:2014/10/23 14:07
訳J.S(1017字)

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