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検察の“朴槿恵大統領冒とく”対策会議にカカオトーク幹部が出席

登録:2014-10-02 23:35 修正:2014-10-03 06:25
カカオトークの画面 //ハンギョレ新聞社

イ・ソクウ ダウムカカオ代表「来いと言われれば行かないわけにいかない」是認
‘サイバー亡命’加速化する展望…テレグラム加入者は10倍に増加

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が先月、閣僚会議で「大統領に対する冒とくが度を越している」という発言をした後、検察がインターネット空間に対する検閲強化方案を検討するために開いた関連機関対策会議にダウムカカオ(旧 カカオ)幹部が参加していたことが明らかになった。 検察がカカオトークまで検閲対象にしていることが明らかになったわけだ。 ダウムカカオは韓国で最も多く利用されているモバイル メッセンジャーサービスの「カカオトーク」を提供している。

 イ・ソクウ ダウムカカオ代表は1日、ダウムカカオ出帆式の後、「検察対策会議にカカオ幹部が参加したという話があるが事実か?」という『ハンギョレ』記者の質問に、「検察に来いと言われれば行かないわけにいかないではないか」と答えた。 出席した事実を認めたわけだ。 彼は続けて「ダウムカカオはどこの国でも国家の正当な法執行に対しては従う方針だ。 国家機関が法執行をする時、国内企業と外国企業を同等に待遇してもらいたい」と付け加えた。

 市民団体はこの日午前、警察が「6・10大統領府万民共同会」等、セウォル号事故に関連した集会を主催したチョン・ジンウ労働党副代表のカカオトークの利用内容を押収捜索した事実を非難し、検察の関連機関対策会議にダウムカカオの幹部が参加したと明らかにした。

 そのため、検察の検閲に対してカカオトーク利用者の不安感が高まり、カカオトーク利用者の“サイバー亡命”が一層加速するものと見られる。 すでに相次ぐサイバー亡命で、ドイツのモバイル メッセンジャー「テレグラム」の韓国内利用者が急増し、カカオトークが泣きを見ている状態だ。 テレグラムはロシアの億万長者の兄弟が開発しドイツでサービス中のモバイル メッセンジャーであり、メッセージをやりとりする過程まで全て暗号化しているためにセキュリティーに優れていると伝えられている。

 2日、新政治民主連合のチャン・ビョンワン議員が出した国政監査資料によると、先月19日に検察が「サイバー名誉毀損専門担当捜査チーム」を新設し、インターネット空間での検閲強化を骨格とするサイバー検閲計画を発表した直後からテレグラムのダウンロード順位が急上昇した。 アップルのAPPストアで100位圏以下だったテレグラムのダウンロード順位が、検察発表以後3日で45位に跳ね上がり、24日以後は不動の1位を維持していたカカオトークまで抜き去った。 検察の発表以後、一週間でテレグラムの韓国内での一日の利用者が2万人から25万人に10倍以上増加した。

キム・ジェソプ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/657974.html 韓国語原文入力:2014/10/02 12:53
訳J.S(1276字)

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