国家情報院が国家保安法違反の疑いがある被疑者のカカオトークの内容を1か月間にわたりリアルタイムで盗み聞いていたという主張が提起された。
キム・インソン前漢陽大学教授(コンピュータ工学部)は、9月6日に自身のツイッターを通じて、2012年9月18日に国家情報院が作成した国家保安法被疑者ホン氏の通信制限措置(盗聴)執行調書を公開し「国家情報院はホン氏の固定電話・インターネット使用内訳・カカオトークの内容までをリアルタイムで盗聴していた」と主張した。
ホン氏が公開した国家情報院の通信制限措置執行調書には、盗聴期間が8月18日~9月17日までの1か月間になっている。 対話内容は当時カカオトーク側からセキュリティーメールの形態で受信したと出ている。
キム教授は「これは過去ではない未来の監視盗聴申請だ。明白な証拠の前では『リアルタイムでの監視は不可能、3日間しか保管していないため安全だ』などとするダウムカカオ側の説明は言葉の遊びに過ぎない」と指摘した。
キム教授はさらに「ダウムカカオ側がデータを3日しか保管していないならば、2日おきにデータを要求すれば済む。 実質的なリアルタイム盗聴に該当する。ダウムカカオ側は周期的にカカオトークのメッセージを国家情報院に電子メールで送っていた。 電子メールの周期がどうだったのかについて答えなければならない」と要求した。
ダウムカカオ側は「カカオトーク対話のリアルタイム盗聴可能性は技術的に不可能だ」と説明してきた。