韓・米が核実験を予告した北韓に対する圧迫性武力示威に乗り出した。 しかし北韓は核実験場の入口に目隠し幕を設置するなど核実験の準備手続きを着々と踏んでおり緊張が高まっている。
韓・米両国が来週 東海で対潜水艦連合訓練を行う計画だとし、1日6900トン級米軍核潜水艦の鎮海(チネ)入港を電撃公開したことは対北韓武力示威の性格があると見られる。 米国はまもなく第7艦隊所属の航空母艦も韓国に派遣する計画だと明らかにした。 軍高位関係者は「計画された訓練とは言え、今回の連合訓練を通じて北韓に対して誤った行動をした場合、そのままでは済まないというメッセージを十分に伝達できるだろう」と話した。
米国はこの間、北韓の挑発に対する圧迫手段として核戦争力を動員したりした。 米国は2010年11月、延坪島(ヨンピョンド)砲撃直後に核航空母艦ジョージ・ワシントン号を送り韓・米連合訓練をしたことがある。 核潜水艦サンフランシスコ艦が韓国を訪れたのは1次北核危機と金日成主席死亡で緊張が高まった1994年以来19年ぶりだ。
今回、鎮海に入港したサンフランシスコ艦は米国アリゾナにある海軍11戦隊所属だ。 長さ103m、幅10.1mで魚雷とトマホーク ミサイルを装着している。 共に訓練に参加するために釜山に入港した巡洋艦シャイロ艦は排水量9800トン級でSM-3最新艦対空誘導弾と地上攻撃用トマホーク ミサイル、魚雷などを装着し対潜ヘリコプターMH-60Rを搭載している。 韓国からは7600トン級のイージス駆逐艦世宗大王艦と214級潜水艦など10隻余りが韓・米連合訓練に参加する。
北韓は最近、核実験場の坑道入口に目隠し幕を設置して諜報衛星の監視網を避けているという。 政府消息筋は 「咸鏡北道(ハムギョンブクド)吉州郡(キルジュグン)豊渓里(プンゲリ)のある坑道入口に屋根形の目隠し幕を設置したことが識別された。 詰めの段階に来ている核実験準備状況が外部に露出することを防ぐための措置と見える」と話した。 北韓は昨年12月のロケット発射時も諜報衛星を締め出すために東倉里(トンチャンリ)発射場に大型目隠し幕を設置した後にロケットの組立を行った。
北韓は対話ジェスチャーも示した。 北韓の立場を代弁する在日本朝鮮人総連合会の<朝鮮新報>は1日に再び平和会談の開催を促した。 新聞は「過去の先例が示すように‘制裁’の加重は朝鮮の決心を動揺させることはなく情勢をより一層激化させるだけだ。 平和会談の開催のみが戦争防止の確実な方法」と明らかにした。
パク・ビョンス先任記者 suh@hani.co.kr