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"非正規職に希望を" 現代車 鉄塔籠城に連帯の波

登録:2012-10-19 21:22 修正:2012-10-20 07:24
鉄塔下のろうそく集会 三日目
SNSでも激励文 急速拡散
労働・市民団体 "積極的連帯" 会見
本日、蔚山(ウルサン)決意大会に参加へ
現代自動車社内下請け労働者として仕事をし解雇されたチェ・ビョンスン(36)氏と現代車非正規職支会チョン・ウイボン(31)事務局長が18日午前、蔚山(ウルサン)、北区(プック)、楊亭洞(ヤンジョンドン)の現代車蔚山工場明村中門付近にある高さ50mの送電鉄塔にロープでからだを縛り、非正規職の正規職転換を要求して高空籠城を行っている。 蔚山/ニューシス

現代自動車下請け労働者の‘鉄塔籠城’が19日で3日目をむかえた中で、彼らに連帯し支持する動きが広がっている。

 現代車正規職労組と非正規職団体、蔚山の労働団体がろうそく集会とテント座り込みを始めるなど、積極的連帯に乗り出している。 また、弘益(ホンイク)大清掃労働者集団解雇と韓進重工業整理解雇問題を社会的争点に引き上げる上で決定的役割を果たしたソーシャルネットワークサービス(SNS)でも‘鉄塔籠城’支持の熱気が溢れている。

 全国非正規労組連帯会議、非正規職なき世の中作り、韓国非正規労働センターなどの労働・市民団体はこの日午前ソウル、良才洞(ヤンジェドン)の現代起亜車本社前で記者会見を行い、現代車鉄塔籠城に積極的に連帯すると明らかにした。 これら団体は「送電塔に自身のからだを縛り絶叫しながら戦っている現代車非正規職労働者の戦いは900万非正規職労働者の希望を作る闘争」とし連帯を訴えた。 実際、300人以上の事業場の中で41.2%が現代車のように社内下請けを使っているだけに、現代車闘争が労働市場全体に影響を与えざるを得ない。 これらの団体は来る20日、現代車蔚山工場鉄塔籠城場で開かれる決意大会と26日‘現代車包囲の日’に積極的に参加する方針だ。 韓進重工業闘争のように‘第2の希望バス’を組織してみようという考えだ。

 ツイッターでも現代車下請け労働者2人が鉄塔上でロープと木板にぶらさがって過ごす‘極限状況’に対する便りが急速に拡散している。

 放送人キム・ミファ(@kimmiwha)氏はツイッターに 「鉄塔に上がって籠城中のチェ・ビョンスン氏は私と3度インタビューしました。 昨日は鉄塔に体を縛りつけ風の中で電話連結をしたが、喉がつまりました」と書いた。 ID@ngo**は「309日ぶりに85号クレーンから降りてきたキム・ジンスク指導委員を最後に、この先は高空で命を賭ける闘争がないことを願っていたが、現代車非正規職労働者の2人が鉄塔で法が判決した正規職転換を叫んでいる。 労働者の暮らしの質を高めてほしい」と訴えた。 ツイッターを通じて篭城の便りを伝えているチェ・ビョンスン(@onepi0820)氏は、一日でフォロワーが200人も増えたという。

 地域でも連帯が熱い。 民主労総蔚山本部と蔚山の市民・社会団体は鉄塔下で連日200人余りが参加するろうそく集会を開いて強制鎮圧に備えて徹夜座り込みを続けており、現代車正規職労組もテント座り込みに入った。 大統領候補の中では初めてシム・サンジョン進歩正義党候補がこの日、蔚山に下ってきて籠城中の下請け労働者に会い励ました。

キム・ソヨン記者、蔚山/シン・ドンミョン記者 dandy@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/556674.html 韓国語原文入力:2012/10/19 20:43
訳J.S(1319字)

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