登録 : 2016.04.04 01:06 修正 : 2016.04.04 07:29

朴槿恵大統領と中国の習近平国家主席が31日午後(現地時間)、米国ワシントンで開かれた韓中首脳会談で握手している=ワシントン/連合ニュース
 核安全保障サミットに出席している韓国、米国、中国、日本の北東アジアの4カ国が31日(米国時間)、相次ぎ首脳会談を行ったが、いくつかの懸案で深刻な意見の隔たりを露呈させた。北朝鮮の核・ミサイル問題を解決し、北東アジアの平和構造を作っていくべき韓国の役割がより重要になっている。

 今回の会談で核問題の解決策で協議が具体化しなかったのは残念である。韓米日3カ国は北朝鮮に対する圧迫を強化する方針を再確認しただけで、北朝鮮を対話の場に呼び出す方策は協議しなかった。これと関連し、習近平・中国国家主席はバラク・オバマ米大統領との首脳会談で「疎通と協力を深めてほしい」と述べた。中国が提案した「非核化と平和協定の同時推進論」が進展していないことに不満を示したもので見られる。韓米日が北朝鮮に対する制裁だけを取り上げたのは、無責任だ。中国の忠実な協力を得られなければ、核問題の解決どころか対北朝鮮制裁にも穴が開くことになる。

 米国と日本が韓国との首脳会談で、核の解決策よりも3カ国間の安全保障協力の強化に重きを置くような姿勢を見せたのには問題がある。特に、安倍晋三首相が呼びかけた「目に見える具体的な協力」は、韓日軍事情報包括保護協定などを指すものと思われる。このような事実上の三角軍事同盟構築の試みは、北東アジアの対決構図を深化させる可能性が高い。北朝鮮の脅威に対応するための限定的な韓米日の安保協力が、それ以上の次元に拡大されてはならない。韓米日の安保協力に押され、日本軍慰安婦など日本の歴史認識問題が適切に取り上げられなかったことも、問題と言える。

 最も大きく意見が分かれたのは、高高度防衛ミサイル(THAAD)の朝鮮半島配備の問題だ。習近平主席は首脳会談では初めて韓国と米国の「THAAD配備に確固たる反対」の意向を明らかにした。韓米政府がTHAAD配備を押し通すなら、「韓米日対中ロ」という戦略的対立構図が作られる可能性があるということを示したのだ。オバマ大統領と習近平主席は両国首脳会談で南シナ海問題でも真正面から対立した。米中関係を成してきた競争と協力が、競争の方に傾いているようだ。

 韓国は今回の一連の首脳会談で主な議題として協議された事案のうち、南シナ海問題など一部を除いて、ほとんどの事案に深くかかわっている。それだけに、私たち(韓国)の態度が重要である。私たちが明確な中心となって、共生の道を広げてからこそ、核問題の解決と北東アジアの平和構造の実現が可能になる。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-04-01 19:06

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/737903.html訳H.J

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