登録 : 2015.09.15 08:35 修正 : 2015.09.16 06:19

通報してから30分も過ぎて警察が到着したために殺人を防げなかった事件が起きた。12日夕、ソウル市中心部の住宅街で起きた事件である。別々の二件の通報を同じ事件と誤認して起きたというものだ。こんなことがどうして起きたのかとあきれるばかりだ。

 今回の事件は全面的に警察の誤りだ。警察は通報の受付から指令、出動まで一連してできるように「112通報一元化システム」を構築していると言ってきた。2012年4月に水原(スウォン)で発生したオ・ウォンチュン殺人事件の被害者が112に通報したのに不必要な質問で時間ばかり浪費して事件現場さえ特定できない過ちを犯した。以後骨身にしみた反省から、このシステムを構築したのだ。システム通りなら通報の受け付けと同時に通報者の氏名、連絡先、通報内容が所轄警察署の状況室と派出所のコンピュータ、警察車両のナビゲーションに直ちに表示され、クリック一つで確認することができる。しかし今回の事件では、現場の警察はクリック一つで可能な通報内容の確認を最初から行わなかった。いかにいいシステムをそろえていても現場担当者の未熟な対応が変わらないかぎり第2、第3のオ・ウォンチュン事件は防止できない。

 今回の事件を単純な失敗とも見難い。龍山(ヨンサン)警察署の状況室は最初の通報と二度目の督促の通報時の二度にわたって「違う事件のようなので確認しろ」指示した。しかし現場に出動した警察官や派出所員は確認もしないまま同一事件と判断した。100メートルも離れていない場所から別々の通報が来たために勘違いしたとしても、通報内容を聞いただけでもすぐに別の事件であることは分かりえたのに、安易にやり過ごしのだ。警官同士の連絡不足とマニュアルに従った訓練がきちんとされていなかったためと見るほかない。そのようなミスが重なり、あと5分だけでも早く到着していれば防げた悲惨な事態となった。

 警察は徹底的に事件を調査して再びこのようなことが発生しないように細かな対策を立てるべきである。警察に通報しても保護してもらえない国がまともな国家であろうはずがないだろう。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015/09/14 18:25

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/708773.html訳T.W

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