ドナルド・トランプ米大統領の「南北間の終戦議論を祝福」発言に続き、米国行政府はもちろん、中国政府も歓迎の意を明らかにし「朝鮮半島平和定着」議論に弾みがついている。
ヘザー・ナウアート米国務省報道官は19日(現地時間)、定例ブリーフィングで「非核化と終戦宣言のうちどちらが優先順位なのか」という質問に「停戦協定の公式的終息を本当に見たいということは言える。それが私たちが支持しようとすること」と強調した。彼女は「二つの政府(南北)が会談するのに、私が優先順位を決めることはできない」として、このように明らかにした。これはトランプ大統領の発言を行政府次元でも再確認するもので、これは朝鮮半島の恒久的平和定着の議論に重要な政策指針になると予想される。
これに先立って、中国外交部の華春瑩報道官も定例ブリーフィングで「中国は朝鮮半島が戦争状態を早く終息し、各国が朝鮮半島の平和体制を構築することを支持する」と明らかにした。朝鮮戦争停戦協定の当事国である米・中が平和協定への転換などに対して公式に支持する意思を明らかにしたわけだ。
一方、トランプ大統領は北朝鮮核危機を、自身が米国の歴史で偉大な人物として位置づけられる機会と見ているとインターネットメディア「エクシオス」が19日、ホワイトハウス消息筋の話を引用して報道した。トランプ大統領と近い消息筋は「彼は自身だけが朝鮮半島の難題を克服できると心から信じている。『その男(金正恩)と私を一つの部屋にいさせれば、それだけで問題を解決できる』と考えている」と話した。