登録 : 2017.11.19 21:42 修正 : 2017.11.20 06:23

宋濤特使の動静、北朝鮮メディアの報道と中国共産党の発表のみ 
専門家たち「両国の信頼弱化、中国の影響は限定的」

中国共産党の習近平総書記の特使の資格で北朝鮮を訪問した宋濤・中国共産党対外連絡部長(左から2人目)が17日、平壌の万寿台議事堂で北朝鮮労働党のチェ・リョンヘ中央委副委員長(左から3人目)に会った。中国共産党対外連絡部ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社
 中国共産党の習近平総書記の特使の資格で、宋濤対外連絡部長が北朝鮮を訪問中だが、中国メディアは控えめな報道をするなど静かな雰囲気だ。

 宋部長は17日昼、北朝鮮に到着し万寿台議事堂でチェ・リョンヘ労働党副委員長に会い、先月開かれた第19回中国共産党党大会(全国代表大会)に関し「具体的に通知した」と北朝鮮の朝鮮中央通信が報道した。通信は別途の報道で、宋部長が金正恩(キム・ジョンウン)委員長に贈るプレゼントをチェ副委員長に渡したとも伝えた。続けて宋部長は18日、リ・スヨン労働党副委員長にも会った。通信は二人が朝鮮半島および地域の情勢、両者の関係など共同関心事案について意見を交換したと伝えた。

 中国官営メディアもたまに宋部長の関連動静を伝えてはいるが、中国共産党対外連絡部の発表資料をそのまま転載する形だ。これに先立って、今月初めに宋部長が特使資格でベトナムとラオスを訪問した時も、宋部長が党最高指導者に会うまでは同じ形の報道のみが出ていた。しかし、宋部長の訪朝関連報道は一層制限された範囲でのみ出されていると見られる。中国メディアが北朝鮮と関連することを報道する時は、当局の立場が整理された新華社通信の記事から抜け出してはならないという内規があるとも伝えられている。
宋濤・中国共産党対外連絡部長が18日、平壌でリ・スヨン北朝鮮労働党中央委副委員長に会った=中国共産党対外連絡部ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 宋部長の訪朝は、北朝鮮の相次いだ核・ミサイル試験と国際社会の制裁で朝中関係が冷えこんだ状態でなされただけに関心を集めている。これまで中国の特使が北朝鮮を訪問する場合、最高指導者に会ってきた前例に照らしてみる時、宋部長が金正恩労働党委員長に会い、朝中関係の改善と北朝鮮核解決の糸口が用意されるかが注目される。中国内部でも期待感が出ている。

 人民大学の時殷弘教授は「聯合早報」に「中朝両側は、相互に久しぶりと感じることを願わない。宋部長の訪問は、過去1年余り続いた凍り付いた状態が溶けることを象徴する」として「朝鮮半島における戦争勃発の危険はすでに過去にはなかった水準で、中国も情勢緩和の必要性を感じている」と話した。8~10日の米中首脳会談などのために中国に立ち寄ったドナルド・トランプ米大統領は、宋部長の訪朝を「重要な動き」(Big Move)とまで称した。

 過度な期待に対する警戒も少なくない。中国としてはそれさえもありがたくないという雰囲気だ。環球時報は18日付け社説で「宋濤は魔術師ではない。(朝鮮)半島の情勢が緩和されるか否かの鍵は、米朝の手中にある」として「中国は朝鮮核問題解決の重要な一員ではあるが、決定的一員ではない」と主張した。

 朝中関係の専門家である中国華東師範大学の沈志華教授は、サウスチャイナ・モーニングポストに「中国の影響力は限定的」だとし「政治的同盟の基礎は瓦解したし、両者の強い信頼はもはや存在しない」と話した。宋部長の訪朝も伝統的慣例に従ったのみで特別な意味はないという意味だ。

北京/キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-11-19 19:06
http://www.hani.co.kr/arti/international/china/819700.html 訳J.S(1615字)
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