中国とロシアがTHAAD(高高度防衛ミサイル)の韓国配備に対する反対の立場を再確認し、「もう一歩踏み込んだ対応措置」を取る方針を明らかにした。
12日、モスクワで開かれた第6回中国・ロシア北東アジア安全保障協議で、両国は「米韓が韓国へのTHAAD配備を引き続き推進しているが、厳重な関心と断固たる反対を重ねて表明し、米韓が中ロ双方の安保関心を尊重し、配備プロセスを中断することを促す」とし、「両国はもう一歩踏み込んだ対応措置を取ることを協議しており、双方の利益と地域戦略の均衡を守る」ことを明らかにしたと、「中国新聞網」が13日付で報じた。
2015年4月、中国の上海で初めて行われてから6回目を迎えるのこの協議で中ロは、第2回(2016年3月)以来、韓国へのTHAAD配備に反対する立場を示してきたが、「もう一歩踏み込んだ対応処置」という表現が登場したのは今回が初めてだ。昨年10月27日に開かれた第5回協議の後、THAAD配備の動きが加速化したことと関連があると見られている。韓国国防部はTHAAD配備の敷地と関連した鑑定評価及び交換契約を今月中に完了する計画だという。中ロは「対応処置」について具体的に明示していないが、軍事協力を強化する可能性などが予想される。