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北京に集結した6カ国協議の主役、北朝鮮への対応は…

登録:2016-06-21 21:32 修正:2016-06-22 06:19
日米韓、北朝鮮と接触する計画ない
2010年10月にソウル外交安保研究院で開かれた第21回北東アジア協力対話//ハンギョレ新聞社

 米国カリフォルニア大サンディエゴ校の世界紛争・協力センター(IGCC)が主催する「北東アジア協力対話」(NEACD、22〜23日)に出席するため、6カ国協議関係国の首席と次席代表が中国の北京に集結した。韓国次席代表のキム・ゴン外交部北朝鮮核問題外交企画団長をはじめ、米国首席代表のソン・キム国務省北朝鮮政策特別代表、中国首席代表の武大偉・外交部朝鮮半島問題特別代表、ロシア次席代表のオレグ・ダビドフ外務部特任大使、日本首席代表の金杉憲治・外務省アジア大洋州局長は21日、歓迎夕食会を皮切りに、北東アジア協力対話の日程に参加した。

 冷戦以降、多国間安全保障協力のために1993年に発足したこの行事は、政府当局者と民間の研究者が参加する「半官半民」(1.5トラック)セミナー形式のフォーラムで、6カ国協議各国代表が出席しており「ミニ6カ国協議」とも呼ばれる。

 今回の行事は、北朝鮮当局者が3・4回目の核実験前の2012年以来、初めて参加して注目を集めた。 6カ国協議の北朝鮮次席代表のチェ・ソンヒ外務省米国担当副局長は20日、北京に到着した。

 しかし、韓米日は北朝鮮との対話の可能性を排除している。 21日、北京首都空港でキム・ゴン団長は記者団に「(北朝鮮関係者と)会う予定はない」と明らかにした。金杉局長も「北朝鮮側と接触することは考えていない」と述べた。これに先立ち、米国務省も20日のブリーフィングで、「(北朝鮮側の人たちと)会合する計画はない」と明らかにした。北朝鮮に対する制裁が続いている中、北朝鮮が先に非核化の意志を示さない限り、対話は不可能とする韓米日の従来の立場が反映されたものと見られる。外交消息筋は「中国当局者も、北朝鮮の核問題に関するセッションが終わった後、全員退場する予定であり、朝中間の対話の機会はないものと思われる」と予想した。

北京/キム・ウェヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-06-21 17:01

https://www.hani.co.kr/arti/international/china/749108.html 訳H.J

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