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カーター "北招請・米承認あれば北韓訪問"

登録:2013-05-02 23:32 修正:2013-05-03 08:50
米国務部 "個人的なこと" 線を引く
実現すればケネス ペ釈放 関与する公算
ジミー・カーター前米国大統領が1994年北核1次危機当時、平壌(ピョンヤン)を訪問して金日成主席から受けた贈り物をみている。 当時カーター前大統領は北韓訪問を通じて戦争の危機に上り詰めていた北核危機を北韓-米国間の交渉局面に切り替える突破口を用意した。

 ジミー・カーター前米国大統領の北韓訪問説が再び出ている。 北韓がすでに彼の北韓訪問を招請したとか、彼が米国政府に北韓訪問意思を明らかにしたという一部言論報道が事実であるか否かはまだ確認されていない。 ただし、彼が最近北韓-米国対話を促し、北韓訪問意思を明らかにしてきたという点は注目に値する。

 カーター前大統領は先月10日、米国(CBS)放送と行なったインタビューで 「私は今まで3度北韓を訪問した。 しかし北韓が私を招請し、ホワイトハウスが承認しない限りは行かなかった。 従ってこれらがなされるならば私は喜んで行くだろう」と話した。 先月22日には米国ルイジアナ州のラファイエット校で演説し、北韓との対話の必要性を強調する書簡をジョン・ケリー国務長官に送ったし、北韓-米国間の平和条約を締結することを勧告したと彼は話した。

 このような情況と前例から推し量ってみる時、北韓がカーター前大統領に北韓訪問要請を行ない、カーター前大統領は米国政府側に北韓訪問意思を伝達したと推定してみることもできる。 しかし米国務部関係者は「カーター前大統領が北韓訪問意思を伝達したか否かは知らない」として「米国市民が北韓を訪問するならば、それは個人的なことであって国務部とは関連ないのでカーター前大統領側に直接尋ねなければならない」と線を引いた。

 カーター前大統領の北韓訪問が実現しても、彼が米国政府の‘平和特使’資格で行く可能性は高くなく、北韓に抑留されているケネス ペ氏の釈放にのみ関与できるだろうというのがワシントン外交街の見解だ。 ある外交消息筋は「現在、米国政府は北韓が非核化と関連した真正性を示さなければ対話には出て行かない方針」と話した。

ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/585725.html 韓国語原文入力:2013/05/02 22:28
訳J.S(904字)

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