防弾少年団(BTS)など韓流輸出の好調により、今年上半期の知的財産権(知財権)貿易収支が過去最大の黒字を記録した。
24日、中央銀行の韓国銀行(韓銀)は上半期の知財権貿易収支(暫定)が半期基準で最も多い8億5千万ドルの黒字を出したと発表した。類型別に見ると、著作権が過去最大の19億6千万ドルの黒字を記録した。研究開発・ソフトウエア(SW)著作権(16億7千万ドル)と文化芸術著作権(3億ドル)がいずれも半期基準で過去最大の黒字だ。文化芸術著作権のうち音楽・映像部門の黒字が3億1千万ドルで、半期基準で過去最高額を記録した。エンターテインメント会社などによる音楽・映像著作権の輸出が昨年同期より40.2%急増したためだ。韓銀は「BTSや映画『スペース・スウィーパーズ』など国内エンターテイメント会社、ドラマ・映画製作会社の韓流コンテンツ輸出が増えた」と説明した。
産業財産権は13億7千万ドルの赤字を出した。特許権と実用新案権が9億4千万ドル、商標権とフランチャイズ権が4億8千万ドルの赤字だった。
産業別では製造業(10億9千万ドル)が黒字を出した。自動車トレーラー(6億8千万ドル)、電気電子製品(5億5千万ドル)は過去最大の黒字を記録した。一方、サービス業(-1億9千万ドル)は赤字を出した。取引相手国別では、中国(11億4千万ドル)やベトナム(9億7千万ドル)などで黒字を記録した。米国との取引では14億7千万ドルの赤字を出した。