グローバル半導体市場の今年と来年の売上額の予測値が、再び下方修正された。
1日、世界半導体の需給動向調査機関である世界半導体市場統計機関(WSTS)が最近発刊した報告書によると、今年の半導体市場の売上予測は4065億8700万ドルで、昨年(4787億7800万ドル)より13.3%減少するものと予測された。同機関は6月に今年の売上高が昨年に比べ12.1%減少するだろうと展望したが、1.2%さらに低く修正したのだ。「-12.1%」も、2月の予測値「3%減少」から一度下げた数値だった。
分野別に見ると、サムスン電子とSK、ハイニックスなど国内企業の主力製品である「メモリー半導体」の売上が昨年に比べ31%減っており、全体の減少傾向を主導するものと予想された。昨年の1579億6700万ドルから、今年は1090億5400万ドルに売上高が3分の1ほど減る見通しだ。メモリー半導体市場は2017年比で昨年の売上げが27.4%増加し“好況”を見せたが、今年に入って下落局面が続いている。一方、LEDなど、光電子分野は昨年より売上高が4.8%増加するものと予想された。
下落傾向は徐々に減速し、来年には反騰すると予想された。2020年の半導体市場の売上高は4260億7500万ドルで、今年より4.8%増加するものと見込まれた。世界半導体市場統計機関は6月、2020年の売上高増加率を5.4%と予測したが、今回の報告書では縮小した。分野別に見ると、メモリ半導体の場合、来年には売上額が5.5%増え、全体増加率を多少上回ると見られ、光電子分野の売上は8.2%増と最も高い成長率を見せるものと予想された。