韓国で今後新たに建設される500世帯以上の共同住宅駐車場には電気自動車充電用コンセントの設置が義務化され、車両の充電が便利になると見込まれる。
国土交通部(省)はこのような内容を骨格とする住宅法施行令、住宅建設基準等に関する規定の改正案を立法予告すると10日明らかにした。改正案によれば、電気自動車普及に備え、新築される500世帯以上の住宅団地の駐車場には駐車面数の2%以上の個数のコンセントを必ず設置するよう定めている。
電気自動車は移動型充電器があれば220Vの一般用コンセントを通じて手軽に充電できるが、駐車場のコンセントが不足しており充電に困難があった。移動型充電器には使用者情報を記録した無線周波数認識(RFID)タグが付いていて、車両の所有者が電気料金を別途精算できる。
これと併せて国土部は、ブロックを積んで世帯間の境界壁を施工する場合、ブロックの隙間に遮音材などを十分に塗るよう規定を明確にした。一部の建物工事現場でブロックとブロックの間の空間をきちんと埋めなかったために壁間騒音が生じていることに対する対策だ。改正案は関係機関協議、規制審査、法制処審査などの後続手順を踏み、下半期に施行される。