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韓国で電気自動車補助金申請が熱い…3週間で1200台突破

登録:2017-02-16 21:57 修正:2017-02-17 06:36
昨年同期より4倍多く 
地方自治体72カ所中33カ所で受付締切 
夜中に行列できた自治体も
電気自動車急速充電所に変わったソウル衿川区加山洞のある公衆電話ブースで、市民が電気自動車を充電している /聯合ニュース

 電気自動車購入補助金を支給する地方自治体の半数程度で補助金申請の受付が3週間で締め切られるなど、今年の電気自動車購熱が高いことが分かった。

 環境部は16日、今年の電気自動車補助金申請台数が受付開始から3週間となった15日現在で1200台を超え、申請の受付を始めた72の地方自治体のうち33自治体ではすでに受付が締め切られたと明らかにした。今年の電気自動車購入補助金申請台数は昨年同期の300台に比べ4倍になっている。

 すでに受付が締め切られた地方自治体は、光州(クァンジュ)広域市、世宗(セジョン)特別市、龍仁市(ヨンインシ)、安山市(アンサンシ)、安養市(アニャンシ)、南揚州市(ナムヤンジュシ)、始興市(シフンシ)、華城市(ファソンシ)、金浦市(キンポシ)、楊州市(ヤンジュシ)、安城市(アンソンシ)、東豆川市(トンドゥチョンシ)、春川市(チュンチョンシ)、洪川郡(ホンチョングン)、平昌郡(ピョンチャングン)、清州市(チョンジュシ)、提川市(チェチョンシ)、全州市(チョンジュシ)、群山市(クンサンシ)、南原市(ナムウォンシ)、完州郡(ワンジュグン)、長水郡(チャンスグン)、任実郡(イムシルグン)、扶安郡(プアングン)、和順郡(ファスングン)、栄州市(ヨンジュシ)、永川市(ヨンチョンシ)、尚州市(サンジュシ)、聞慶市(ムンギョンシ)、慶山市(キョンサンシ)、清道郡(チョンドグン)、星州郡(ソンジュグン)、統営市(トンヨンシ)だ。

 電気車購買補助金は電気車1台当り1400万ウォンの国庫補助金と地方自治体別に最低300万ウォンから最高1200万ウォンに達する地方補助金で構成される。環境部は今年1万4000台分の補助金予算を立てた状態だ。

 電気自動車購買熱は、今年電気自動車購入補助金支援を初めて始めたところで特に熱いことが分かった。これは受付が締め切られた33自治体のうち27自治体が今年から初めて電気自動車普及事業を始めた地方自治体という点からよく分かる。環境部は、清州市では補助金申請のために70人あまりの市民が夜中に行列をつくるという珍しい風景が見られ、世宗市と龍仁市では補助金申請の受付開始と同時に申請が締め切られるなど、電気自動車の購入申請が急増したと紹介した。

 今年、電気自動車の補助金申請の速度が速まったのは、電気自動車補助金を支援する地方自治体の数と地方補助金金額の増加とともに、充電料金の引き下げ、充電インフラの拡充、駐車料減免などのインセンティブ強化により電気自動車の運行条件が改善されているためと環境部は説明した。

 電気自動車補助金を支援する地方自治体は、昨年の31カ所から今年は101カ所に3倍以上増加した。また、地方自治体別地方補助金単価は、昨年平均430万ウォンから今年は545万ウォン(約54万円)になり115万ウォン増えた。

 環境部は、電気自動車補助金申請が締め切られた地方自治体と電気自動車普及事業を実施していない地方自治体に対して、電気自動車普及のための追加予算を支援する計画だと明らかにした。

 環境部のイ・ヒョンソプ清浄大気企画T/Fチーム長は「今年からは電気自動車補助金予算を弾力的に運用する」とし、「電気自動車の需要が多い地方自治体に対し国庫補助金予算を追加配分し、急速充電器の設置も増やし、今年の普及目標である1万4000台を早期達成する計画」と話した。

キム・ジョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/782862.html 韓国語原文入力:2017-02-16 13:26
訳J.S(1678字)

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