現代・起亜自動車グループが“燃費誇大表示”訴訟と関連して、米国の33カ州とワシントンの検察に和解金4120万ドル(約43億円)を支払い、調査を終結することで合意した。
ウォールストリートジャーナルは27日、現代・起亜自動車が米国の33カ州とワシントンの検察が訴訟を提起しない代わりに和解金を支払うことにしたと伝えた。和解金は州政府の調査費用を補償するなどの名目で、合意内容に現代・起亜自動車が法律違反を認める内容は入っていない。
現代・起亜自動車は2012年、米国で燃費をガロン(約3.78リットル)当たり1~2マイル(約1.6~3.2キロメートル)程度を誇大表示し広告を出したという疑いを受けた。その後、現代・起亜自動車は米国とカナダで2011年から2013年までに販売したアクセント、エラントラ(韓国名はアバンテ)、リオ(韓国名はプライド)、ソウル約120万台の燃費が誇大表示されていた事実を認めた。2014年には米環境保護庁(EPA)に燃費誇大表示と関連して1億ドル(約100億円)の課徴金を納付し、集団訴訟を起こした消費者には4億ドル(約400億円)を補償することで合意した。