たばこ税が今年13兆ウォン(約1兆2000万円)を超える見込みだ。たばこ税を引き上げた昨年、関連税収が3兆5000億ウォン(約3300億円)増えたのに続き、今年も2兆7千億ウォン(約2500億円)ほど増えると見られる。国民の税負担のうち、財産税よりたばこ税の比重が大きくなった。
7日、納税者連盟は、共に民主党のユン・ホジュン議員が企画財政部から受け取った資料「上半期たばこ販売および搬出量」をもとに試算した結果、今年のたばこ税の税収が13兆1725億ウォン(約1兆2270億円)にのぼると明らかにした。今年上半期のたばこ販売量は17億9000万箱であり、政府が当初予想した販売量を大きく上回ると見られるためだ。たばこ税の税収は2014年は6兆9905億ウォン(約6510億円)だったが、2015年に税金と負担金を1箱あたり3000ウォン(約280円)に引き上げた結果、50%増しの10兆5181億ウォン(約9800億円)に達した。
納税者連盟は、総税収にたばこ税が占める割合も高まると見ている。同連盟は2014年に2.6%水準だった国税収入に占めるたばこ税の割合は、2015年に3.8%に高まったのに続き、今年は4.6%まで上がると見込んだ。同連盟のキム・ソンテク会長は「13兆ウォン台のたばこ税は、昨年の財産税収9兆ウォンよりも多い」とし、「庶民の税負担ばかりが増えるということだ」と話した。
一方、企画財政部が国会に提出した2017年負担金運用総合計画書によると、政府は来年もたばこ販売量が増えると予測した。政府は予測量によってたばこ搬出規模をあらかじめ決めるが、今年の34億6000万箱から来年は36億4700万箱に搬出量を5.4%増やすことにした。たばこ税を引き上げた2015年、たばこの搬出量は31億7000万箱であり、2014年(45億箱)に比べ29.6%減少した後、徐々に回復していると見られる。
ノ・ヒョンウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
韓国語原文入力:2016-09-07 16:55