本文に移動
全体  > 経済

ソウルの免税店事業者にロッテ・新世界・斗山、SKは脱落

登録:2015-11-16 00:03 修正:2015-11-16 05:26
関税庁発表、内紛続くロッテは1店舗失う 
釜山の免税店運営権は新世界が維持
韓国を訪れた中国人観光客でソウル・小公洞のロッテデパート免税店が混み合っている=ソウル/聯合ニュース

 オーナー家の経営権争いが勃発したロッテが結局免税店1店舗を失った。ソウル市内の免税店特許事業者選定の結果、ロッテは小公(ソゴン)店だけ維持し、ワールドタワー店の特許の再承認には失敗した。

 関税庁は14日、官民合同特許審査委員会を開き、今年の年末で特許が切れるソウル市内免税店3店舗を運営する新しい事業者にロッテ、新世界、斗山を選定したと明らかにした。釜山(プサン)市内の免税店は、現在の事業者である新世界が引き続き運営権を維持する。

 斗山と新世界は、今回、ソウル市内の免税店事業に初めて進出した。斗山の免税店候補地は東大門(トンデムン)斗山タワービルだ。新世界は新世界百貨店本店に免税店を作る計画だ。新世界の場合、2012年9月、釜山パラダイス免税店の株式を取得し、初めて免税店市場に参入してから、2013年7月に金海(キムへ)空港免税店、今年2月に仁川(インチョン)空港免税店事業者に選定されたのに続き、ソウル市内免税店まで進出することになった。

 特許が間もなく終わる免税店は、SKネットワークスが運営するウォーカーヒル免税店(11月16日)、ロッテ免税店小公店(12月22日)とワールドタワー店(12月31日)、釜山新世界免税店(12月15日)などだ。SKネットワークは、従来の免税店特許の再承認と共に、新たな特許を狙ったが、すべて不発に終わった。これにより、ソウル広壮(クァンジャン)洞ウォーカーヒル免税店は23年ぶりに閉店することになった。関税庁が2013年、関連法を改正して5年ごとの競争入札を導入して以来、既存の免税店事業者が事業権を失ったのは今回が初めてだ。

 特許審査委員会は13日から1泊2日間、忠清南道の天安(チョンアン)関税国境管理研修院で免税店の特許審査を行った。関税庁は「後続の事業者として最終選定された企業は、営業開始時点から特許が認められ、特許日から5年間免税店を運営することになる」と説明した。

パク・ヒョンジョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-11-14 19:02

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/717455.html 訳H.J

関連記事