南陽乳業の‘物量押し込み’と悪口波紋が広がって一ヶ月が過ぎたが、問題の根本解決ははるかに遠い。 南陽乳業本社と被害代理店主間の交渉は依然として難航している反面、南陽乳業は‘御用’の疑いを受けている代理店主団体を組織することに直間接に介入したことが明らかになった。 一ヶ月間進行されたのは‘対国民謝罪パフォーマンスと御用代理店主団体の発足’だけという批判が出ている。
■南陽乳業、真正性あるか
南陽乳業本社と南陽乳業代理店協議会はこれまでに非公開で3度の交渉を行った。 特別な進展がない中で、物量押し込み慣行がそのまま維持されるうる既存発注システムを南陽乳業が固守しているという指摘が出ている。
南陽乳業は‘代理店発注システム改善’と関連して「代理店有線電話発注および午後1時以後に発生する発注変更事項に対して、会社は必ず変更理由を入力し代理店が確認できるようにする」という協議案を協議会に提案した。 物量注文を代理店主が確認できるよう改善するかのように見えるが、代理店主たちは‘甲乙関係’が今なお残る状況で会社の事後物量変更に積極的に抗議することは難しいとして拒否している。 これに伴い、代理店主らは南陽乳業の物量注文入力を源泉遮断しなければならないと言っているが、南陽乳業は反対している。
この他にも代理店協議会が‘定期的な団体交渉’を要求しているのに対して、南陽乳業は会社側7人と代理店代表7人で共生委員会を設置して多数決議決で運営しようと言っている。 だが、代理店協議会は「南陽乳業が組織した御用代理店団体が会社側に有利な結論を出そうとしている」として反対している。 南陽乳業は合意案にこの間の不条理な慣行を認める謝罪文を入れてほしいという代理店協議会側要求についても拒否している。
■本社による御用団体組織化介入
南陽乳業が代理店主の自発的集いである南陽乳業代理店協議会(会長 イ・チャンソブ)に対抗して、南陽乳業全国代理店協議会(会長 アン・ヒデ・全国協議会)組織に介入した情況が次々と明らかになっている。
<ハンギョレ>が入手した‘5月13日南陽乳業水原(スウォン)支店携帯電話メール公示’を見れば、南陽乳業は "共生協議会関連、今日18時支店で市販代理店集まって進めます。 可能な限り出席願います" と代理店主らに携帯メールを送った。 南陽乳業は当時 「共生協議会という団体自体、結成していない」と主張したが、すでに本社職員は代理店主に‘共生協議会’への参加を促していたのだ。
代理店主は南陽乳業が御用団体を通じて‘垂直的な甲乙関係’を回復しようとしていると見ている。 イ・チャンソブ代理店協議会会長は「南陽乳業が御用代理店団体を作るのに組織的に介入した証拠が出てきているにも関わらず、一貫して否認している。 南陽乳業は世論の非難にはすぐに頭を下げるフリをしながら、御用団体を組織して代理店主を飼い慣らし、甲乙関係を今後も維持したいものと見られる。 対国民謝罪などは全て偽りだったと見ざるを得ない」と話した。
ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr