[書評]なぜ彼らは「自分たちが導かなければならない」と考えたのか
『帝国大学の朝鮮人』チョン・ジョンヒョン著/ヒューマニスト(2019)
『帝国大学の朝鮮人』の読み方は様々だろうが、最近起きた二つの事件を意識して読むならば、思索が倍加する経験をするだろう。一つは、『反日
2019-10-11 21:34
[インタビュー]「アジア系米国人の人生、背負った荷のようなもの」
ウェイン・ワン監督が雑誌「ニューヨーカー」でイ・チャンレ作家のエッセー『カミング・ホーム・アゲイン』を初めて読んだのは1995年だった。韓国系米国人の作家ががん闘病中の母親を看病した時代の記憶を書いた文
2019-10-09 10:40
和田春樹「安倍の反時代的政策は外交孤立・経済不安感が作用したもの」
「日本の対外政策が帝国主義時代を模倣したものであるかは分からないが、反時代的政策であることは間違いない」
24日、ソウル中区(チュング)の複合文化空間の巡和洞天(スナドンチョン)で開かれた『日露戦
2019-09-25 09:32
世界で唯一無二、キムチビリーが繰り広げる無料レトロ・フェス
エルビス・プレスリー風のバンド演奏が流れ、人々はスウィングを踊る。DJはLPでノリのいい音楽を流し、片隅に設けられたバーバーショップではエルビス・プレスリーのように髪を流すリーゼント・スタイルにしてくれ
2019-09-23 01:58
『百済の王都 益山、その未完の夢』が伝える反転の100年ドラマ
全羅北道益山(イクサン)の弥勒寺塔と雙陵、二つの遺跡を建てた主役として伝わる百済の武王と善花公主は、なぜ後世になるほどさらに有名になったのだろうか。その実体について学者が激しい議論を続ける背景はな
2019-09-19 08:41
高句麗碑が立つ中原に国立博物館建設なるか?
40年前の1979年2月末、忠清北道忠州(チュンジュ)地域の歴史文化遺跡を調査した蘂城(イエソン)同好会(蘂城文化研究会)会員7人は、忠州市中央塔面の立石里(イプソクリ)で一つの碑石を発見した。当時は文字のない「白碑」
2019-09-11 21:16
[書評]日本人の「不当利益」を助けた植民地体制
日本の学者が見た植民地近代化論−日帝強占期の日本人土木請負業者の不当利益を中心に鳥海豊 著/知識産業社
日帝強制占領期(日本の植民地時代)の朝鮮総督府が作成した統計年報には、1928年の朝鮮在住日本人と
2019-09-09 08:14
イ・ヨングァン理事長「釜山国際映画祭、大々的改編で再跳躍」
今年で24回目を迎える釜山国際映画祭が「再跳躍」を宣言し、開幕・閉幕作品などの上映作とプログラムを発表した。2014年「ダイビング・ベル セウォル号の真実」上映で火がついた外圧事件以後、困難を経てきた映画祭
2019-09-05 08:32
[寄稿]強制動員ではなく就職?朝鮮人“逃亡者”40%はなぜ
2015年ユネスコ日本大使も「韓国人強制労役」を公式認定イ・ウヨン、日帝総動員令には目を瞑り偏向した資料を根拠にごり押し歪曲強制性はなく自由だった?現場離脱者を“逃走”と表現賃金は正常に支払った?日本人よ
2019-09-02 20:01
[書評]北朝鮮美術、「宣伝道具」だけではありません
『北朝鮮美術と分断美術』パク・ゲリ著/アートブックス・2万2000ウォン
北朝鮮では、キャンバスにどのような絵を描いて、何を美しいと思うのだろうか?韓国のように美術界にも流行があるのだろうか?どのような美…
2019-09-02 19:52