本文に移動

韓国、1~7月の出生児増加率が過去最高…前年比7.2%増の14万7千人

登録:2025-09-25 00:38 修正:2025-09-25 07:44
コロナ禍終息後の急増を上回る
ゲッティイメージバンク//ハンギョレ新聞社

 韓国で7月の出生児数が前年同月に比べ5.9%の増加となった。昨年7月から目立ちはじめた出生児数の増加は、1年以上続いている。今年1~7月の出生児の増加率も過去最高を記録している。

 24日に統計庁が発表した「7月の人口動向」によると、7月の出生児数は2万1803人で、前年同月に比べ1223人(5.9%)増。出生児数は昨年7月から13カ月連続で増加している。コロナ禍終息後の結婚の増加で出生児数が本格的に増えはじめたのは昨年7月だが、今年7月はそれを上回った。

 7月の合計特殊出生率(1人の女性が一生のうちに産むことが期待される平均出生児数)は0.80で、前年同月比0.04上昇。市・道別に見るとソウル、釜山(プサン)を含む13市・道で増加。光州(クァンジュ)、世宗(セジョン)など4市・道で減少した。

 今年1~7月の出生児数は14万7804人で前年同期に比べ7.2%増となり、過去最高の増加率を示した。出生児数の増加の主な原因としては、第2次ベビーブーム世代(1964~1974年生まれ)の子どもの世代が主な出産年齢帯である30~34歳にさしかかっていることがあげられる。2020年7月の時点で約151万8千人だった30~34歳の女性の人口は、今年7月には約165万8千人となり、9.2%増加。統計庁は、30代女性の人口増加と結婚件数の増加、出産に対する認識が肯定的なものになってきていることなどが影響し、出生児数が増加したと分析する。

 結婚も着実に増えている。7月の婚姻件数は2万394件で、前年同月に比べ8.4%増加。昨年7月にはコロナ禍で結婚を先送りしていた人の結婚が集中したことで婚姻件数が前年同月に比べ32.9%増加し、統計開始以来もっとも高い増加率を記録している。今年7月は結婚が急増した前年同月に比べて8.4%増。婚姻件数は昨年4月から16カ月連続で増加している。

キム・ユンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1220419.html韓国語原文入力:2025-09-24 12:00
訳D.K

関連記事